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商売的ツルカメ算が身についていない人|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

商売的ツルカメ算が身についていない人|伸びる会社は知っている(第155号)

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■第155号商売的ツルカメ算が身についていない人

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2007年10月27日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→商売的ツルカメ算が身についていない人
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。弱者病〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(9)〜
4:プロが教えない話外伝!〜ビジネスを成功させたセンス〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報

■Web担心得其の四拾四
インプレスR&D サイトにて週刊連載 10月24日掲載
「ヤフオク経験一度でオーソリティー。素人シェルパが商売用の足を引っ張る」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/10/24/2060

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■ミックで新連載

 コメントありがとうございます。
 連載の大枠は決まっていますが、コメントでリクエストを寄せて
いただければ前向きに検討しますので。

 今年の6月に「ビリーズブートキャンプに見る本当の伝え方」を
寄稿した株式会社ミック「通販支援ブログ」で11月から連載を
始めます。全8回の予定です。

■予告記事書いています
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/2007/10/post_291.html

2:伸びる会社は知っている!〜商売的ツルカメ算が身についていない人〜

 商売にもっとも必要な学問は算数と数学です。
 今回は基礎編「商売的ツルカメ算」。
 
 単価と客数(販売数量)をかけたものが売上で、そこから原価や経費を引いたものが利益や粗利となります。
 使っているのはかけ算と引き算に原価と経費を合わせる足し算です。
 「数字が全てじゃない」という考えもありますし、その考えに賛同できなくもありませんが、まずこの基本を理解していないと商売は立ちゆかなくなります。
 
 例えば「損して得取れ」という「戦略」もあります。
 この場合も先ほどの算数の結果がマイナスのままで良いわけではなく、その後の見込み利益を計算して最終的にプラスと見込めなければ討ち死にになるということです。
 
 数式に表すとこうです。
 

 ■普通の取引:(単価×客数)−(原価+経費)=利益
 ■損して得取れ算:(単価×客数×継続取引回数)−(損失取引)−(原価+経費)=利益


 瞬間的に損をしても継続した取引で回収が見込めれば良いということです。
 商売が算数であるなら小学生でもできるというのか。
 こういう疑問に私はこう答えます。
 「半分正解ですが、そこまで単純なら面白くない」。
 
 否定しきれない半分とは、拡大している市場では小学生レベルでも通じてしまうからです。
 ヒルズという誘蛾灯に誘われて浮かれていた人達が急成長した時代や、昭和の高度経済成長期には単価を上げる、または客数を増やすといった単純な算数でも良かったのです。
 ホームページ制作の需要が高まった時期に注文が重なれば、市場原理からも単価は上がっていきますし、人口と市場が拡大する時代には潜在客数が右肩上がりで増えていきました。
 
 しかし、永遠に拡大する市場はありません。
 そうなると小学生では難しく、算数に色々な「係数」が登場して「数学」へと進化します。
 先ほどの「損して得取れ」も数学となると金銭面での「損失」や「利益」だけではなく、「何が損で何が得か?」といった様々な係数が絡むのです。
 
 例えばBtoBのクレーム対応でも明らかに相手に非がある場合でも、相手の部下が同席している場でケチョンケチョンに論破しても得は取れませんし、いわゆるクレーマーが相手なら応対する人件費から取引停止をした方がプラスになることもあります。
 この係数という機微は数学の微分積分のように「分かる人にしか分からない」妙味だったりします。
 
 ところが……この「商売的ツルカメ算」が身についていない人って多いんです。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。弱者病〜〜

 今、もっとも深刻な国民病として懸念しているのが「弱者病」です。
 もちろん、家庭の医学のどこを探しても載っていない私の造語です。

 しかし、恐ろしいほどに蔓延し慢性化しています。

 消費者は弱者、歩行者は弱者、自動車より自転車はもちろん弱者。子供は弱者だから甘めに査定して、女性などは同権と使い分ける弱者。
 本当の社会的弱者ではない「弱者」が横暴に振る舞うのが「弱者病」という病です。

<つづく>
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3:実践テクニック編!〜文章力という宝(9)〜

 長文でも良いよとしてきましたが、長文を推奨しているわけではなく、無理に縮めて言葉足らずになるよりは、冗長でも十分に記さなければ何も伝わらないからです。
 また、説明不足の言い訳に文章の長短を用いる愚を憂いてのことです。
 そして怖れずに長い文章をかき続けるメリットもあります。
 今回のシリーズタイトルの「文章力」の基礎トレーニングとなるからです。
 
 長い文章を書いて校正してください。
 内容が分かっているからと読み飛ばさずに一言一句を確認します。
 そこに知識と表現力が備わっていれば、つらつらと読んでいけますが、大抵は力不足に愕然とすることでしょう。
 しかし、最初は誰もが素人で、ごく一部の「天才」でもなければみんな下手くそなのです。
 
 直木賞作家の伊集院静さんは短編小説を書き始めたころ、自信がなかったことから2編書き良い方を提出したといいます。
 
 どんな世界でも回数を重ねる量稽古が基礎を作ります。
 文章では書くことと読書がこれにあたります。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜ビジネスを成功させたセンス〜

 ホームページ制作の仕事は手を抜こうと思えば、どこまでも手を抜くことができ、10社位なら私一人で一日で作ることも不可能ではありません。
 客に原稿を書かせて、テンプレートにコピペと「検索&置換」を駆使すれば良いのです。
 これはこの業界の一つのビジネスモデルでもあります。
 
 取引件数や制作実績を増やすことが目的です。
 売上もあがりますが、それ以上に「成功例となる会社」がでてくるのです。
 
 単純な確率論です。
 ネットでの成功確率が100分の1なら、100件制作すれば成功例が一つできます。200件なら2例です。

 そして実際の成功確率はもっと高くなります。

 素人が自作したホームページやブログなども分母に含まれ、競争は激化するように思われますが、制作を依頼する客の多くは「リアルビジネス」でそれなりの成功を納めているからです。

 制作業者はビジネスを成功させたセンスで綴られた原稿を「コピペ(移植)」するだけで一丁上がりと相成るわけです。
 

<つづく>
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