足立区のホームページ屋さん

自分の名前が流通している|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

自分の名前が流通している|伸びる会社は知っている(第163号)

トップページ-目次-自分の名前が流通している(第163号)

■第163号自分の名前が流通している

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2007年2月8日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→自分の名前が流通している
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。ラッキーエビス〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(17)〜
4:プロが教えない話外伝!〜捨てるという決断〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報

■Web担心得心得其の五十八
「客の声とクレーマーの分岐点。コメント欄が寂しい理由」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/02/06/2581

■Web担心得心得其の五十七
「数字を弄べ。平均・基準・割合……数字の魔法でコンテンツをランクアップ」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/01/30/2562


2007年下半期アクセス数ナンバーワン連載!
■ミック連載
◎【第6回】“ありがとう”の力。次を引き出す営業ツール
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/2008/01/post_316.html

2:伸びる会社は知っている!〜自分の名前が流通している〜

 先日あるネットサービスにホームページ上から資料請求をすると折り返し電話が。
 みんな出払っております。

 原稿に取り組んでいたときだったので「でない」という選択肢もアリなのですが、営業畑出身の性とでもいうのか放置するのも忍びなく「お待たせしました」と半オクターブ声を上げて受話器に向かいます。

 会社名を告げ資料請求の件だといいます。

 お待たせしましたから1オクターブ下げることにしました。
 暇なときならセールスの電話も楽しむのですが、追われているときに余裕はありませんし、ホームページからの資料請求に迅速に電話フォローというのは「営業的」には大変優秀なことですが、手の内を知っていると「ウザイ」ものです。
 早々に切ろうという姿勢ありありで応対しておりました。
 
 「実はミヤワキさんの本を読んだことがありまして」

 かすかな声のふるえは緊張のためか、エアコンで喉が涸れていたのかはわかりませんが、反射的に「ありがとうございます」。

 オクターブがまた半分あがりいつもの声に戻りました。そして反省。
 営業時代に肝に銘じていた「どこで繋がっているかわからない」ということを噛みしめました。
 
 著作を出版して連載をもっているとはいえ、生活スタイルは以前と変わりません。
 仕事もクライアントとは世間話が主成分の打ち合わせをし、金にならない「あだち生活どっとこむ」の為に現地取材で区内を走り回り、時にマックの付属品となり制作作業に没頭し、その合間で原稿を書いております。

 執筆時間も出版前からピーク時週8本のメルマガを書いていたものを整理して割り当てているので、時々忘れてしまいます。

 自分の名前が「流通」していることを。
 
 医者の不養生というと聞こえはいいのでしょうが、裏方仕事をしているとつい自分のことが疎かになってしまいます。

 クライアントには「嘘ではなく演出」を強制するのに、自分はできておらず洋泉社の担当に苦言を呈されました。
 
「出版後、ミヤワキさんのお名前が世にでますのでできればプロフィールは簡潔にされた方が…」。
 
 弊社のサイトに掲載している「プロフィール」ですが、以前のものは学校卒業からを面白おかしく綴った長文でした。独立したばかりで金も名前も人脈もなく売る物は「自分」しかなかった頃に書いたものです。

 冷静に見てみると確かにありがたみのないプロフィールです。

 早速、ばっさりと削りました。
 笑いは無くなりましたが問い合わせは増えました。
 
 お洒落な言葉で表現するならプロフィールは「ブランディング」の一環です。
 パートタイム勤務でしかも直接雇用主が子会社なのに「取引実績 角川ホールディングス」としたインフォプレナーはやりすぎというか虚偽だとは思いますが、適切なブランディングで飾ることと、それに見合った「心の準備」は必要だと感じた今週です。

<つづく>
メニューへ

3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。ラッキーエビス〜〜

 年末年始もとうに過ぎ我が社のスタッフの強化月間に入り、様々なことをレクチャーしています。

 「ラッキーエビス」とはエビスビールの瓶に2尾の鯛を持つ恵比寿様が貼られたレアものです。これがネットオークションで良い値段となります。

 我が社の中では常識以前で、情報が知れ渡ったためか入手がより困難になっているのに、彼女は全く知りませんでした。

 「情報格差」は金脈です。
 ちょっと嬉しくなりました。

<つづく>
メニューへ

3:実践テクニック編!〜文章力という宝(17)〜

「コンテンツを作る際に“である調”か“でます調”のどちらがよいのでしょうか」という質問が来ましたのでお答えします。
 
 例えば大学教授やその道のプロ、著名人が執筆者だったり、サイトの想定する訪問者が「専門家」なら「である調」がよいでしょう。
 ある種の権威や威厳が必要だからです。
 ただ、文章力も同時に要求されますし、誤字脱字は「格」を落とすので細心の注意が必要です。

 そして諸刃の剣でもあります。

 著作も「でます調」でというのは編集者の指示なのですが、弊社営業活動の「資料」を「である調」で仕上げたことがあります。
 会社員時代からプレゼン用のレポートを書いていたので苦手ではありません。
 「でます調」で作っていたものの格調を上げるのが狙いでした。

 結果は惨敗。
 反響も効果も激減というかゼロ。

 理由を調べてみると「偉そう」「難しそう」という印象を持たれたようです。
 同じことを書いていても「調」によって反応が変わります。
 客層にあわせてチョイスしてください。

<つづく>
メニューへ

4:もっと実践編!〜捨てるという決断〜

 今週のウェブ担「心得」で本稿を紹介したところ、多数の新規登録を頂きました。
 「同業者」の。
 情報やノウハウは抱え込まずに与えた方が「リターン」が多いので大歓迎です。
 
 というわけで今回は業界裏話です。
 上場する企業がある一方、「伸びない」ホームページ屋さんが多くあります。
 実績を見ると有名企業が並んでいたりするのにです。
 
 「看板」としてホームページを掲げているのに、屋台骨は別の仕事が支えている企業が少なくなく、それ自体は悪いことではありませんが、それによって取り組みが中途半端になっていることが成長を阻害します。

 販促ノベルティであったり、印刷だったりと継続的に売上が見込めるものがあると経営判断としても捨てられずに引きずられてしまうのです。

 また著名企業との実績があると、依存心と虚栄心に支配されることも阻害要因です。
 
 同業者の皆さんへ。
 「伸びる」為には捨てるという決断も必要です。
 経験者として。

<つづく>
メニューへ
本コンテンツは有限会社アズモードが提供しております。