インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2009年2月13日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→俺が悪いのではなく時代がついてこなかった
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。眠らなくていい〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(1)〜
4:プロが教えない話外伝!〜書き方を教えずに「ブログ」を薦める人〜
それでは始まりです!!!
■エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち -(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/001/index.html
■2月7日産経新聞朝刊弊社代表 宮脇睦のコメントが掲載されました
http://www.as-mode.com/pr/pr090207.html
■誰も語らない現場の経営論!「世襲経営者のはまるドツボ」
http://blog.mutow-ms.jp/ec/keiei/post-400.html
■心得其の107
「木下ベッカムを知っているか。情報収集にみるWeb担の問題」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/02/04/4889
■マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」-
第3話:ゴウダズ・ブートキャンプ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/01/26/4826
4本目の連載です。
毎日コミュニケーションズが運営するマイコミジャーナルにて「エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち -」。
物書きの端くれの立ち見席と称してきましたが、補助席ぐらいには座れているのかなぁと呟いてみたりします。
とはいえこれらもすべて「本業」があってのこと。
「エンタープライズ0.2」も同じく。
タイトルのネタもとは「エンタープライズ2.0」というこれまたIT業界の因習ともいえる「新語」によるもので、革新的な発明や変化があったわけではなく、一言でいえば「所有から利用」というもので、サーバやソフトを自前で揃えるのではなく、ネットを経由した「リース」にすることで常に最新版を必要なときだけ利用できますよということ。
大ブレイクするかといえば「最新版を必要としている企業は多くない」という事実に加えて、「不況ブーム」ですから微妙です。
連載はその「新語」を逆手にとり、「1.0」にもなっていない企業を「0.2」と位置づけて、おいおいとツッコミをいれます。
本稿のタイトル「伸びる会社は知っている」に通じます。
5年前にはじめたときのことです。
幻として封印した1号から3号は「成功例」だけを紹介していました。
インタビュー形式で掘り下げたのですが、それでは語れないことが多いと気がつきます。
顧客の利益を損なうリスクと、過去の事例でも守秘義務の壁が邪魔をして、さらにいえば「馬鹿社長から学ぶ」といった企画はできないからです。
歯に衣を着せる機能が欠落しているとはいえ、わざわざ敵を作るデメリットを斟酌するぐらいの計算能力は持ち合わせております。
そして路線変更しました。
馬鹿社長を俎上にあげることで見えてくるものは少なくありません。
敗軍の将、兵を語らずといいますが、ビジネスの世界での敗軍の将は何も語りません。なかったこととして進軍していきます。
それを横目で見ていてもったいなぁと。
そこでネタとして成仏させます。
新連載の「0.2系」で紹介する社長達はすべて敗軍の将です。
ただ彼らの多くは自分たちが敗者であることに気がついていません。
ニワトリか玉子かの論争に通じますが、失敗に気づかず、同じ挑戦をして同じようにミスをします。
ITを使うとこの傾向がさらに加速します。
IT業界の悪弊である「新語」に、ミスは過去のテクノロジーと環境のせいと片づけ易くなるので飛びつきます。
Web2.0もエンタープライズ2.0も便利です。
つまりは「1.0」だったからしくじったのであり、2.0なら大丈夫。
言葉の裏には「俺が悪いのではなく時代がついてこなかっただけ」という驕りが。
IT業界にとっての上得意客です。
だから馬鹿社長というつぶやきを飲み込み新商品を届けます。
物書きとして発表の場が増え嬉しいのですが、同時に「本業」を難しくするなぁとふと呟きます。
前回に引き続き「こだわらない、でも流されない」より。
要約となりますが「眠らない時間は考えることができる」というもので、さらにはそれを幸せだといいます。
自分と重ねる不遜をお許し頂きたいのですが、不眠で悩み心療内科にも通っていたころの結論がこれでした。
「寝られなければ仕事したり本を読もう」と開き直ったときに眠りに落ち、薬も自主的に卒業して診察予約もすっぽかしたままです。
■「こだわらない、でも流されない」
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4569705499
ネットで検索で事足りる時代となりましたが、これには落とし穴があり今週の週刊新潮では著名人の名前で検索すると「ハゲ」「ヅラ」と連なり名誉にかかわると問題提起していました。
ろくでもない情報までひっくるめての「検索結果」ですから、情報の受け手の取捨選択が重要で、今後更に求められることでしょう。
情報収集力が高まってくると不思議な現象が起こるようになります。
オカルトと笑っていただいて結構ですが、頻繁に起こるにつれ奇跡やホラーの類ではなく必然と確信するに至っては、笑われても気になりません。
例えば脳の一時記憶領域を原稿に盛り込む際に、その名称を忘れていました。
漢字で表現してもいいのですが「ネットで検索」されたときに引っ掛かるものの方が、ネットの読者は好むのでどうしたものかと思案しめくった新聞の家庭欄に「ワーキングメモリー」と答えがありました。
よくあることですので驚きもしません。
自分に感謝しますが。
偶然なのでしょう。
でも便利な偶然を拒否しません。
クライアントを介してとあるコンサル案件を。
すると「ブログ」の書き方に溜息をつきます。
一体何をしてきたんだろう。
数年も続けているのですがアクセスは芳しくなく、集客もできていないといいます。
更にホームページは四捨五入で100万円ほどかけていたのにこれまたサッパリ役立たずと。
本心はリニューアルの依頼を期待されていたようですが、順序立てて「今、やるべきこと」をレクチャーします。
その順序からリニューアルはまだ早いと告げます。
弊社としては儲け損なうわけですが、今の段階でお受けしても料金に見合ったパフォーマンスは発揮できず、幸いにも生活に不便がないほどは稼いでおり、焦ることもありません。
そしてブログの書き方をレクチャーすると冒頭のタメイキとなります。
ブログを書けばと業者に夢物語を語られていました。
便利なツールですが、書くだけではどうにもなりません。
書き方を教えずに「ブログ」を薦める人がいたら、それだけでその人の実力を知ることができます。