インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2006年12月8日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→最先端情報に触れすぎていて利用者への理解が薄い
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。一知半解〜
3:実践テクニック編!〜アクセス解析初級講座編(3)〜
4:プロが教えない話外伝!〜価格の話しをちゃんとすると結果が〜
それでは始まりです!!!
週刊SPA!「2006年下半期ビジネス本大賞 Web2.0本」で1位に。
http://spa.fusosha.co.jp/spa0002/ent_2308.php
Web担当者フォーラム書評「Web2.0が殺すもの」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2006/12/07/530
週刊SPA!12/5号「2006年下半期ビジネス本大賞 Web2.0本」に1位で取り上げられていました。
拙著「Web2.0が殺すもの」がです。
「業界の宣伝本に踊らされるな」と題してITに明るいジャーナリスとして著名なジャーナリストの井上トシユキさんの評です。
「ゴマカシが多い業界の本質をうまく突いている。内容もわかりやすく、Web2.0はこれ一冊読むだけで十分かも」と。
インターネット業界のインサイダーではない方達にこそ読んで欲しいと書き下ろしたものですから、「週刊SPA!」さんという、普通の世界に近い媒体で紹介されたことをとても喜んでいます。
以前、ネット界では超有名人のとある方にブログで紹介されたときも悪い気はしませんでしたが、その後その「感想文」のパクリのような感想が多数寄せられたのでイラっとしていました。
批判批評は結構なのですが、自分の言葉を使わず、自分の姿を隠している人と接点を持ちたくないのです私は(ネットの匿名性について近々取り上げます)。
ところが残念なことが。
12/5号ですが発売は11/28日で書店・コンビニにはもう置いていないのです。
図書館かバックナンバーの取り寄せサービスを利用するしかなく、実はまだ現物の記事を見ておりません。
担当編集が送ってきた記事のコピーで知りました。
近々入手できる予定ですので、近日ホームページで紹介できるかと。
さて、自著の執筆動機でもあったのですが、インターネットの情報ってもの凄く温度差があり、これによる悲喜劇が後を絶ちません。
これは「楽天市場がなくなる日」で「ぷちホームページ屋さん」として紹介した例などが顕著なのですが、仲間内で少しだけ詳しい人が「インターネットの達人」に祭り上げられ、次第に達人から「教祖」へと昇格して、教祖の持っている情報こそが全て正しいとなってしまいます。
でも専業でやっていても毎日生まれる新しい情報と技術に四苦八苦しているのに、兼業のアマチュアの程度は知れています。
一方で専門業界のトップランナーは「最先端情報に触れすぎていて利用者への理解が薄い」ものです。
専門家ですから当然なのですが、サービスの提供者の多くは「専門家は詳しい、だから言うことは全て正しい」という方程式を作ってしまいます。
多くの場合は大金を投じるので、後戻りができずに。
インターネットは誰でもできますし、プロとアマチュアの境目が曖昧なのですが、「商売用」となるとその差は歴然と表れます。
情報の温度差と、情報への感度。
そしてその情報の活かし方。
あるのですよ匠と素人の差は。
週刊スパ! バックナンバー
http://spa.fusosha.co.jp/spa0002/ent_2308.php
Web担当者フォーラム書評
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2006/12/07/530
ケアレスミスの達人、ミヤワキが肝に銘じるように毎日復唱している言葉です。
ちょっと見たり、聞きかじった程度で全てを理解したようになることです。
「ぷちホームページ屋さん」によく見られる習性です。
達人の教えの真の意味が100あったとします。
しかし自分の能力は50しかないとしたら受け止められるのは50だけです。
だから教えに対して更に慎重に接すると・・・気づかなかった発見があり楽しいのです。
アクセス解析が脚光を浴びつつありますが、本当に商売用で考えているのならやっていない方が「論外」です。
それはお出かけの前に鏡の前に立たないような物で、「自分がどう見られているか」という意識が全くないと告白しているようなものです。
ただ、その前に「100未満サイト」はまずはこれをクリアする必要があります。
アクセスを上げる方法として「ぷちホームページ屋さんの教え」で「リンク集」や「紹介リンク」があります。
リンク集はその出自がヤフーにまで遡る、由緒正しいインターネットの必勝法ですが、参加者の多くが取り組む必勝法は役立たずとなります。
まぁやらないよりはといった程度でしょう。
そして「紹介リンク」は異業種交流団体が「会員のホームページです」といって貼るリンクですが、これもまぁ期待できるモノではありません。
だって大抵がその団体のサイト自体のアクセスが少ないのですから。
やらないよりやった方が良いのですが、その前にちゃんとやらなければならないことがあります。
ここ一連の価格の話しですが、実は全部私の体験からと、お手伝いしているお客さんとの取り組みから生まれた話しです。
例えばこのコーナーの表題になっている「プロが教えない話」というのは、昨年発売した「商売用ホームページの作り方」をまとめた電子書籍のことですが、この商品はメルマガ読者先行予約でつけた価格から、最終的な価格は5.6倍となりました。
読者特典として破格値を付けたのもありますが、その後、何度か価格を上げていきました。
そして一番売れたのが「最高値」の商品です。
「安くしなければ売れない」。
大嘘です。
また、ホームページをタダで作ります! というチラシを撒いたことがありましたが反響はゼロでした。
実は本当にタダではなく助成金の利用でタダみたいになりますよというものだったのですが、その次にちゃんと「価格」をいれたチラシにすると問い合わせがチラホラと入り、その全てが「本気」の相談だったのです。
価格の話しをちゃんとすると結果がついてきます。