インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年2月3日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→「○○様 ご担当者様」でFAXを
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。今日が良ければ明日も良い〜
3:実践テクニック編!〜アクセス解析初級講座編(10)〜
4:プロが教えない話外伝!〜兎は寂しいと死ぬ〜
それでは始まりです!!!
■インプレスR&D サイトにて週刊連載 1月31日更新
「グーグルマップは地図の読めない女にはいらない」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/01/31/777
仕事のための仕事と、結果をだすための仕事。
企業の大小を問わずに多いのが前者で、伸びる会社は後者に取り組みます。
そしてたちが悪いのが「仕事のための仕事」の方が、仕事をやっている風となることです。
理由は簡単で「一所懸命仕事をしてますよ」と見せることに腐心するということは、役者が役を演じているようなものだからです。
長時間会議をしたり、会合を重ねるという「行為」に重きを置き、結果が出なくても会議の時間や会合の回数を「頑張った」として評価するという図式です。
もちろん結果が全ての外資ではあり得ないことですが。
「結論思考」とは、常に「結論」から考えることにより解決策を探ろうというものです。
エジソンが電球を発明したのも、安藤百福さんの「チキンラーメン」も「カップヌードル」も、できあがりという「結論」から辿り、実現するための手法を見つけていったのです。
決して偶然の組み合わせでできあがったものではありません。
夜を明るくするために、調理のいらない食事を作るためという「結論」から逆算してスタートを決めたのです。
多くの「成功企業」に共通するのが「ゴール」を決め手から走り出していることです。
荒唐無稽の与太話と誰もが思っても、「実現するために今できること」と、「今、チャレンジしておくこと」を達成していきます。
そして気がつくと達成しており「サクセスストーリー」の誕生です。
だから多いコメントが「気がついたら」というものです。
伸びない人達は言い訳を探しています。
だから、成功企業の「偶然の要素」ばかりを見たがり、ゴールを決めたことは偶然の産物と無視します。
または、生まれついての環境や特別な才能とひがむこともしばしば。
明日の2月4日に北千住のシアター1010で母校「足立西校」のOB会が開かれます。
展示会は入場無料で同校卒業生でなくても入退室自由ですので、よろしければお立ち寄りいただきたいのですが、ここで「著名人展示」という企画が立ち上がりました。
私も著名人の末席に加えさせていただきました。
そこでちょっとお手伝いすることになったのですが、他の著名人の展示状況を訪ねると「無許可」が多く、某超有名声優さんに至っては「連絡がつかないので展示しない」といいます。
連絡手段を尋ねると絶句するほどお粗末な方法でした。
ここで「結論」から考えます。
展示をするには本人か、所属事務所の許可がいる。
本人の居所はわからない。
事務所はわかる。
なら、事務所に「○○様 ご担当者様」でFAXを送ろう。
そして3時間後。
マネージャーからお電話を頂戴してOK。
些末な成功例ですが、「手法」からではなく「結論」から考えれば答えはすぐにでてきたりします。
最近、染みてる言葉です。
もともとは中国のことわざだったとおもうのですが、全ては「今日の行い」が明日に繋がっているという意味で、お気楽ご気楽に生きていくという意味ではありません。
最近、仕事は絶好調すぎるぐらい絶好調なのですが、ちょっとイライラすることが多く、一方、数年前のどん底だった頃はいつも前向きに楽しく努力していたことを思い出して。
今日が良くなるように、今の努力を始めます。
アクセス解析初級講座はひとまず今回で終了します。
そこでアクセスログで必ずチェックしなければならないポイントを紹介します。
(1)ページ単位のアクセス数
(2)アクセスキーワード、またキーワードで到達したページ
(3)ページ移動履歴
この3点が見られない解析ソフトやサービスならちょっと考えた方が良いでしょう。(1)はどんなページが訪問されているかで解析の基礎の基礎で、次が「どんな言葉で探されているか」となります。(3)は訪問者がどのページに移動したかは「購買行動」に直結するので重要です。
ところが中には信じられないことに、これら基本がまったく装備されていないこともあります。「システム屋」は堅牢なシステムに重きをおき、運用は疎かとなることがあるからです。
アクセス解析は「商売用」の基本のキの字です。
中小企業、とりわけ零細企業のホームページの相談を受けた際、「ブログ」には注意を与えます。
「とりあえず」で作るのなら無料のブログサービスは手軽でお奨めするのですが、本格的なものを考えるなら「続ける覚悟があるか」と訪ねます。
一方、ちょっと大きい組織ならば「ブログ」を奨めます。
理由は簡単で「続けやすい」からです。
多少の工夫は必要ですが、大きな組織でブログを始める際は「チーム」を作り、責任を分散させ、同時に競争させるのです。
はっきりいうとブログを作っても最初は誰もみやしません。
これは孤独な作業です。
零細企業でひとりコツコツとブログを綴りアクセスがないと、いつも以上に寂しくなり、次第に遠ざかり廃墟ブログが生まれます。
だったら最初からやらない方がマシということです。
ところがチームでブログにチャレンジすると「励まし合う」ことができます。
兎は寂しいと死ぬという都市伝説がありますが、ブログも寂しいと死んでしまいます。