インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年3月14日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→イメージしたのは所ジョージ
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。背伸びの効能〜
3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(5)〜
4:プロが教えない話外伝!〜「起業」しやすい商売〜
それでは始まりです!!!
■インプレスR&D サイトにて週刊連載 3月14日更新
「ゴールドラッシュは終わらない。掘り起こされていない最後の鉱脈」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/03/14/1035
「楽しいことしかしない」というと羨ましがられることがありますが、我が社の営業方針です。
では「楽(らく)」かというとイコールではありません。
辛いとは思いませんが、24時間アンテナを張り続けてクライアントの利益を常に考え続けて、事務所にいる時間の大半はパソコンの付属品となっております。
時には一歩も外にでない日が続くこともあります。
でも仕事は楽しいことしかしていません。
楽(らく)と楽しいの違いを混同すると人はすぐに他人を羨みます。
先日、マンツーマンの個人指導でホームページの作り方をレクチャーするボランティアにいきました。
仕事を聞かれたので「個別レクチャーはやっていませんが、だいたい●万円ですよ」というと「羨ましい! ××(その人の仕事)なんかやっている場合じゃない」といいます。
とても無礼な話しです。
だって、誰でもできるといっているようなものですから。
でも否定しません。
礼儀を知らない人に時間を割くほど暇じゃありませんから。
ボランティアは地域貢献の一環として、私の趣味で引き受けたものですが、その人の人生設計や計画にサジェスチョンを与えることまでは引き受けてはいませんから。
ホームページで無料配布しているレポート「客は自分の鏡」に記しているのですが、客や相手の行動は自分を映す鏡です。
他人への礼儀を欠く言動をみて自分への私も反省しました。
そして同時に、関わり合いにならないようにします。
卵先かニワトリが先かではありませんが、品位に欠ける人と接する時間が長ければ長いほど自分もその色に染められてしまうことがあるからです。
中学生がグレはじめたらアッという間にビーバップハイスクールの登場人物のようになるのもこの効果です。
人は集団性の動物であり、環境に同化してしまうのです。
そして逆も真なり。
礼儀を知り、敬意をもって接する人といる時間から得られるものは大きいのです。
ただ最初から人の選り好みなんかできません。
そこで決めたのです。
「楽しいことだけやっていれば楽しい人が集まるんじゃないか」。
イメージしたのは所ジョージさん。
趣味を続けて仕事にしている達人です。
大正解でした。
銭金ではなく楽しいか楽しくないか? そこを基準にして仕事を選び出したら、面白いように業績が好転したのです。
楽しいのですから労を惜しみません。
楽しい電波を発信しているので、みんな楽しんでくれます。
善循環です。
これをホームページに導入します。
楽しいことを発信し続ければ、面白がってくれる人だけが集まってきてくれます。
一方、眉間にしわを寄せた小難しいホームページにはそんな人ばかりが集まります。
それは自分の鏡です。
身体的なことではなく心と生き方の問題です。
ちょっと背伸びしましょう。
いまの自分より1cmでも伸びますようにと。
つま先の限界まではOKです。
伸びた身長に見合う人間になるための努力はセット販売されています。
買いましょう、残らず。 全力で。
気がついたらちょっとだけ大きくなっているはずです。
ただ、下駄や竹馬で背伸びするのはいかがでしょう? 道具の使い方が上手くなっても人は変わりません。
仕事には頭を使うものと使わないものがあります。
基本的にはすべて使うべきなのですが、使いどころがそれぞれあるのです。
前号で紹介した「手書きの予定」は、ただ書けばよいというものではありません。
書き出しと同時に作業をシミュレーションして「効率」を追求するために行います。
そして、集約できる作業は集約し、延期しても大丈夫なもの、早急に取り組まなければならないものと「設計」をするものなのです。
その反対に頭を使わないもの。
単純作業や繰り返しが求められるものですが、こんな時は「自分ロボット」と暗示をかけながらやります。
その時は解決策の為に頭を使うのではなく、より性能の高いロボットになるためには? 指の運び方、顔を向ける角度などなど迅速に作業を完了させることだけに頭を使うのです。
この時、よくいう「頭を使う」は邪念の元となります。
人間は退屈が嫌いなことから、サボる理由を考えはじめますから。
作業効率を上げるには「頭」の使い方が大切です。
衝撃的なお話しします。
「ホームページの専門家」は商売を知らない人が大半です。
上場しているネット企業もありますが、営業と制作は分業化されており実態は何を持ってプロと呼べばよいのか定義されていないのです。
それでは小さいところは? 残念ながら平均寿命2〜3年といわれているのがホームページ制作業なのです。
これを経過して生き残っているところはそこそこ大きくなっていますし、その逆は廃業してしまいます。
少ない開業資金とランニングコストで「起業」しやすい商売であるのですが、その反面「商売を知らないど素人」がカジュアル感覚で新規参入してきます。
ホームページを作る技術は最低限持っています。
しかし、客をどう捕まえてどう売上を立て、換金するかのノウハウはサッパリなのです。
そんな人にインターネット支店である御社のホームページを任せていたとしたら・・・どうでしょう?