インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年4月7日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→狭い世界でウロチョロしている
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。お客様の声〜
3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(8)〜
4:プロが教えない話外伝!〜地元のお客さんは一つの目安〜
それでは始まりです!!!
■インプレスR&D サイトにて週刊連載 3月28日掲載
Web担心得其の十六
「ニフティの栄枯盛衰に見るCGMのリスク」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/04/04/1145
ネタが尽きませんか? 先日、インプレスR&Dの編集長から訪ねられました。
週刊連載に加えて、メルマガにFAXマガジンと発行していることを心配されてのことです。
尽きません、書けないかなと控えているネタの方が多く「例えば・・・」。
是非書いてくださいというので、この続きはWeb担当者フォーラムにて近日公開します。
「ネタ」について訊かれることは本当に多いのですが、時事ネタを取り上げる「マスコミでは言えないこと」はメディアや政治屋さんや官僚さん、それに既得権益の旨味をすすっている人がいる限り、「考えようよ」と指摘することがなくなることはありませんし、この「伸びる会は社知っている」も「Web担当者フォーラム」も、現場で出会うことをネタにしていますのでなかなか枯れません。
また、出し惜しみをしないことも大切です。
常にストックを持たず、背水の陣でいることにより情報感度が上がるからです。
そして一番ネタが尽きない理由は「一業種一社」に絞っているからでしょう。
メルマガやブログを発行したがる職種に税理士や、起業家、コンサルタントがあります。
メルマガやセミナーを主催したがる税理士に、週末起業家から自称起業家(多くは情報起業家)になった人達はすぐにネタが枯れます。
経験や事例が少ないにも係わらず、自分を実力以上に高く評価しているからです。
コンサルタントも同じです。
まっとうな税理士やコンサルタントが時間をかけて構築した人脈を元に「経営サポート」をするのに対して、聞きかじった知識や帳簿という「机上の理論」を勘違いして「経営指導」をしても、いかんせん経験も能力も不足しています。
週末起業家は論外です。
もちろん、成功する人もいますが、世の中100人に1人ぐらいは「街角の天才」ですから週末起業でなくても成功した人だったということです。
セミナーを主体としたコンサルタントに至っては、同じネタを繰り返すビジネスモデルなのですからかける言葉すらありません。
高いところから語りはじめて下りられなくなる人もいます。
そして何より「狭い世界でウロチョロしている」ことが最大の理由です。
何十件の顧客を抱えていても、同じ様な職種ばかりだったりすると世界は狭くなります。
販売の現場にネタは溢れていても、帳簿を見て応接室で社長相手に能書き垂れていては真実は見えてきません。
起業家は情報起業というマルチシステムの世界で、コンサルタントは同業者でネタの交換と自分の見聞きした狭い世界を忙しそうに走り回っているだけなのです。
弊社の営業方針は一業種一社。
執筆以外は。
だから本当に色んな業界でネタを頂いております。
近所のスーパーに貼っていますがヤラセ臭いことがあるのが気になります。
このお客様の声は商売の神様の声だということはあまり知られていません。
「客はワガママいうじゃん」という声も事実です。
しかし、わがままを言ってるくれるぐらい、気心が知れているのか、言われるようなことをしているのか、理不尽なわがままを言う客を調子づかせているのかも知れません。
商売の神様はエスプリ好きのようです。
「IT機器の発達が作業効率を下げている」
米マイクロソフトの調べによると携帯電話やiPodの使用により集中力が途切れ非効率になっているというのです。
携帯電話が鳴ることにより、それまでかかっていた作業を中断しなければならず、頭の切り替えに時間をとられてしまうというのです。
機械はデジタルとなり高機能で便利になっても、それを使うのは人間です。
脱線してしまいますが、ネットの世界をたゆたっているといまだに「ネットユートピア論」を唱える人がいますが、日本だけ見てもインターネットが普及して10年が経過し、集団自殺のような陰惨な事件に個人情報の流出と、「人間様」は新しい道具を使って悪さばかりしています。
道具は使い方次第でしかなく、パソコンなどのデジタル機器が特別なものではありません。
掘り下げ型の作業が向いているのでしたら、仕事中は携帯電話は遠ざけるぐらいの準備は必要です。
緊急連絡をして来るには事前に伝えておくのもアリでしょう。
この時間、ムリ。と。
「ホームページ作ってもらはれへんやろか」。
重量輸送を手がけている大阪の会社からの問い合わせです。
即座にお断りしました。
私の出生地は大阪府豊中市、大阪というだけで根拠のおないシンパシーを感じるのにです。
少しだけお話をして、業者を選ぶアドバイスをしました。
「関西弁を話し、日本語の通じる業者を選んでください」。
ホームページ制作業者を選ぶ際に、地元のお客さんをどれだけ持っているかは一つの目安となります。
昨日も渋谷の制作業者から怪しいDMが来ていましたが、渋谷での実績が喧伝している割には多くありません。
不思議です。
移動距離はコストに直接反映されるので地元を固めるのは定石です。
地域の客層などを説明しなくても良いのは依頼者にもメリットとなります。
一方、結果をださないと文句も悪評も立ちやすいのです。
地元での実績も地主の息子や商売人の息子は割り引いてみる必要がありますが。
日本語については次週。