インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年09月29日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→世間が間違っていることは多々ある
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。成長痛と思え〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(5)〜
4:プロが教えない話外伝!〜ビジネスで使う人は少ない〜
それでは始まりです!!!
■メガネ情報誌「Private eyes 9月号」にインタビュー記事が
掲載されました。
http://www.p-eyes.com/
■Web担心得其の四拾
「集合知の虚像ドコモ2.0。みんなの意見はそんなに正しくない」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/09/26/1949
人には向き不向きがあります。
きれい事ではなく、短所は長所となりますし長所は時に足を引っ張ります。
そしていち早く短所を知ることは成功への条件でもあります。
遅きに失することもありませんが、いまわの際ではもったいない。
私は「みんなが」が苦手です。
協調性がないわけではありませんが、顔の見えない意見に従うことが耐えられません。
だから会議では浮くことが多々。
前首相がいわれていた「KY(空気が読めない)」かも知れません。
そして多分、一般的には短所であると自覚しました。
自覚すれば自制することはたやすく、さらに突っ込んでどうして苦手なのかと内面を探ってみると前述の「顔の見えない意見」に突き当たりました。
話がそれますが、主張や意見によっては空気を氷つかせも、燃え上がらせもするものですが、それすらも「KY」と嘲笑うのは、テレビの影響が深いと憂慮しております。
登場する評論家や、識者と呼ばれるコメンテーターはお為ごかしの言葉を並べて、進行表通りに発言し納めます。
それによって流れを絶つような発言は遮られ、番組の用意してある結論へと論がかぶせられていくのです。
これを「議論」とみて育った人達ではないかと。
対極にある「朝まで生テレビ」の「人の話を聞かない大人」は道徳にもとりますが、まわりの空気ばかり読んでいても仕方がないのです。
話しを戻して本題に入ります。
「みんなの意見」は害悪です。
学級会ならありかもしれませんが、ビジネスシーンでこの言葉は頂けません。
理由は二つあります。
みんなの意見を隠れ蓑にして責任を回避することと、批判だけをする人が現れる点です。
類似するものに「一般的には」「世間では」というものがありますが、その論拠を示さずに振りかざして正しいことのように振る舞います。
しかし、世間が間違っていることは多々ありますし、地球のまわりを太陽が廻っているという考えが昔は一般論でした。
「みんな」は「戦後民主主義」的には肯定的なイメージですが論を裏付けるものではないのです。
また、批判をする際に「みんなはどう?」と訪ねることは「世論操作」に最適です。
特に立場が上のものが自分の意見を述べた後に続けると操作完了です。
王様は裸だといえる人は少ないでしょう。
批判のための批判もまかり通ります。
次回掘り下げる予定ですが、批判者をのさばらせてはいけません。
その為にも「みんな」は要注意です。
みんなとすることで「自分」を隠すことができます。
私の短所は「自分の意見」は必ずいうこと。
みんなとボチボチやっていくためには短所となります。
そしてモチロン、長所でもあります。
急激に身長が伸び始めると膝が痛くなることがあります。
最近ではこれを成長痛呼ぶことに異論があるようです。
しかし、「仕事の成長痛」は確実にあります。
困難や不幸が立て続けに起こり、もう撤退してしまおうかと思うほど「痛い」のですが、達成してしまうとひとまわり大きくなっている自分がそこにいます。
次に同じトラブル起きても楽勝で、仕事以外でも同じ。
今日の痛みは明後日ぐらいに繋がっています。
商売用ホームページを作る際にもっとも重要な能力が文章力です。
綺麗な写真やイメージカットよりもです。
ところが疎かにされるのも文章です。
よくあるのが「我が社では」とふんぞり返り腕組みをした「偉い人」の意のままに改竄され「どこの何様?」となります。
また、格調高くする余り根拠のない形容詞や、「グロバリゼーションをイノベートする」といった横文字の羅列も目にします。
また、「こんなに長い文章は読まない」という人もいますが、長短で判断する人は高い確率で本を読んでいません。
スポーツ新聞しか読まない人や、ファッション誌のブランド名を目で追う程度だからでる拒否反応です。
もちろん、そんな人が「ターゲット」なら検討しなければなりませんが、ちゃんと取引をしたいと考えている「ビジネスマン」なら長いを理由になどしないのです。
ところがこの「文章が長い」は正論のように扱われます。
企業のお手伝いをしていると総務部や類する部署がホームページを担当しているケースがあります。
しかし、悪くはありませんができれば「営業」として、客の前面にでている人や、現場で作業をしている方を参加させ、且つ「積極的にネットを利用する人」でないと望める効果は低くなります。
理由は簡単。
ホームページはインターネット支店。
つまり、掲載される文言は「接客」でなければならないからです。
営業マンが日頃使っているセールストークや、現場でお客さんとふれあっている人の会話が価値あるコンテンツとなります。
広報目的なら広報マンが現場の人に当たります。
また、トレンドは半年単位で大きな変化がやってきます。
太古の昔に「フレーム構造」が流行りましたが、いまはあまり使う人はいませんし、確固たる理由がない限り笑われてしまいます。
そして哀しい話しですが、積極的にビジネスでネットを使う人はかなり少ないことはあまり知られていません。