インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年10月13日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→現場と会議室の違いを知ります
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。目立ってなんぼ〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(7)〜
4:プロが教えない話外伝!〜自治体の広報誌は宝の山〜
それでは始まりです!!!
■Web担心得其の四拾二
「セカンドライフってどうよ。大人の事情が通用する仮想世界」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/10/10/1963
与野党逆転の参議院の勢いから民主党の攻勢が止まりませんが、まくし立てる野党と、のらりくらりの福田総理の映像が垂れ流されるたびに、国民の興味が政治から離れているのではないかという気がしてなりません。
まるで昭和の国会を見ているようで、「野党は立派なことをいうけど……ねぇ」といった閉塞感です。
審議の内容を論じませんが、一つだけ引っ掛かるのが「テロ対策特措法」です。
阻止したい民主党はもちろん、どうにかしたい自民党からも「当事者」という意識が見えてこないのです。
テロとの戦い(といっても、テロとはなんぞやという議論は棚上げ)は現在進行形でともすれば拡大しており、また「国際貢献」はグローバル経済の中では欠かせないご近所づきあいです。
語弊を怖れずにいうなら戦時の「隣組」よりも大切です。
昨日の友が寝首を刈る世界なのですから。
ビデオゲームウォーとも呼ばれた湾岸戦争で日本はお金だけだして非難されました。
しかし、情勢は変わりました。
お金だけでもやり方次第で容認される方法もあります。
但し、日本も変わりました。
湾岸戦争時はバブルでお金だけはありましたが今はどうでしょう?
政治屋さんは天下国家と一心同体となって働くもの。
その気迫が国会からもテレビタックルからも伝わってきません。
大きな話しから入りましたが、落語でいうところの「枕」。
ここからが本題です。
国際貢献と同じく、どんな行動も100%賞賛されることはありません。
一方、批判は何もしなくてもできまし、むしろ、何もしない方が威勢よく非難できます。
だから何もしていない人が国会では元気なのです。
停滞している会社やプロジェクト、部署も同じです。
批判者が元気な組織は衰退へと向かっていっています。
回避する為には「参加するルール」を作ってしまうのです。
会社員時代に私が営業部活性化の任を受けて、着手したのが「全員参加ルール」です。
部長も課長も係長もチラシ用の簡易印刷機を廻します。
用紙の交換をしたら「判子」をおして記録して、毎月単位で発表します。
営業活動でも同様の試みを実施しました。
成約実績ではなく訪問件数やアプローチの方法論、企画などをまとめたのです。
初めてすぐに批判者だまり始めました。
能書き垂れても自分の仕事しかしていない人と、新しい取り組みや他人の仕事の手伝いまでしている人とどちらが尊敬を集めるかは自明の話しだからです。
そして次第に参加者となっていきます。
もちろん程度の違いはありますが。
そして現場と会議室の違いを知ります。
そこに机上の空論はありません。
もっとよくするために。
当事者としてのアイデアが飛び交います。
私の名刺は少々変わっているのですがひとえに目立つためです。
後ろ盾も人脈もなく商売を初めてからの課題は「覚えて貰う」ことでした。
ちょんまげ頭も切れません。
あのちょんまげで覚えて貰えます。
時にはいわれます。売名行為と。
でも控えめにしていて誰かがごはんを食べさせてくれるわけではありませんから、目立って人の記憶に残ってそこからがスタートなのです。
謙虚な心は私生活にとどめて。
自分も執筆者のクセして何ですが、楽天のブログで作家の北 康利さんの著書を紹介、ご本人から謝辞が書き込まれたときはビックリして驚いてしまいました。
白洲次郎と福沢諭吉のそれぞれの伝記小説なのですが、本は分厚く北さんもその点に触れておりました。
しかし、本好きにとって「文量」もまた商品価値です。
多いだけの文章は論外ですが、中身がしっかりとあり、濃密に語られているものなら最後まで読み終え、更に続きを探すことでしょう。
文章は長短ではありません。
論じるべきは中身なのです。
以前、とある経営者に「文章は短くして写真を多くした方が」といわれました。
理由を尋ねると誰でも知っていることだから、それよりも写真の方が印象がよいといいます。
「あのね○○さん。
あなたはこの仕事のプロフェッショナルだから知っていて当然。
でもお客さんはどういう人?」。
知ってるつもりも短文かを促進します。
以前、本文でちらっと触れましたが「政策」には敏感でいたいものです。
何も政府に尻尾をふれということではなく、政策は国民が活用するためにあるからです。
例えば我が町、足立区ではホームページを新設すると、制作にかかった費用や購入したソフト代から3万円を上限として補助がでます。
ウチで作ったところは全部申請して頂いております。
また、税金などでも来年の春まで30万円まで一括経費計上できるとうい施策があります。
さてこれを「活用」してみましょう。
在足立区企業限定ですが、「今なら3万円割引」というキャッシュバックキャンペーンができあがります。
つづいて、「ウィンドウズビスタ今なら経費一括計上。
締め切り迫る」と家電量販店のちょっとした販促イベントの出来上がりです。
こちらの持ち出しは0円。
大きなところはもっと大胆に政策を活用しています。
自治体の広報誌は宝の山です。