インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年10月20日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→決意して行動するだけで成功する
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。不動産屋から学んだこと〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(8)〜
4:プロが教えない話外伝!〜煽っている連中も半信半疑〜
それでは始まりです!!!
■ミックで新連載
今年の6月に「ビリーズブートキャンプに見る本当の伝え方」を
寄稿した株式会社ミック「通販支援ブログ」で11月から連載を
始めます。全8回の予定です。
■予告記事書いています
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/2007/10/post_291.html
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■Web担心得其の四拾三
「俺様の中心で「Yes」と叫ぶ。常識にしたいネットマナー」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/10/17/2051
「若いときには何でもやっておくものだ」という言葉が身に染みています。
正直に告白しますといまより遙かに傍観者でありました。
下手くそなアマチュアバンドをやっていることを理由に「格好が悪い」「らしくない」と、自分の生き様もらしさも形成されていないハンチク小僧の逃げ口上ばかりです。
音楽も遊びも女性関係もすべて中途半端でした。
あの頃、もう少しだけ積極的に自分の人生と向き合っていたら・・・と思う自分と、あの無思慮な若造がすべてを本気でやっていたらと想像すると背筋に冷たいものが走ったりもします。
後悔先に立たちませんが、未来への推進力となります。
フリーターを経て社会復帰した時に決意したのが「何でもやってみよう」でした。
12年前の25才とはキャリアのない人間にとって採用条件が厳しくなる最初のハードルでした。
だから未経験の営業職でもぐり込んだ時、「これが最後だ」と根拠のない悲壮感を抱えていたものです。
決意したことが完璧にできるほどできていない人間ですので、サボリとは背中合わせでしたが、それでもやるかやらないかで逡巡したときは「やる」を選択していると、不可能と思っていた扉が次々と開かれていくことを知りました。
偉そうな言い方ですが「決意して行動するだけで成功する」と確信したのは社会人復帰して5年がたった独立前夜です。
ここ4回のまとめ号です。
批評家を毛嫌いするのは、彼らが決断も行動もしないばかりか、下した決断に唾を吐き、行動するものの足を引っ張るからです。
自分がそこに止まるのは自由です。
しかし、他人の未来や成功を止めることが許せないのです。
独立する際に止める人がいました。
せめて半年分の蓄えがなければ、この不況が去った後でもなどなど。
でも、ツインタワーに旅客機が突っ込んだあの時だったから、そこそこ食べて行け執筆活動ができています。
大人げないので名前は伏せますが、偉そうに「営業」を語っている人がいます。
その人はダイレクトメールを出したことがなければ、飛び込み営業の経験もありません。
本人曰く「同等の経験はある」といいますが、それは知人に紹介して貰った「初対面の営業先」のことです。
味噌と肥溜めほどの違いを知らずに、肥から味噌汁を作れといいます。
ところがセミナーや講演で語る人の多くはこういう人達です。
ここにも注意してください。
肥で作った味噌汁を飲みたくなければ、ご高説に対して「で、経験は?」と訪ねてください。
会議室の評論家も同様に接してください。
クチサキだけなら何でも言える。
チャレンジへの嘲笑を聴きながら私はこう呟いていました。
資料で手ざまとなったので別に部屋を借りるぐらいなら「家でも買うか」と浮かびました。
「ローンが組めるかみさせてください」と前期の決算書の写しをもっていきました。
専務が問い合わせて以来、ケーキを買ってきたり毎日通っていたのが来なくなりました。
貧乏人には用がないと。
決算書ではなく貸借対照表や損益計算書を時系列で見ないとわからんのですが。
足元しか見ない浅はかさを教わりました。
それでも短文派の為のアドバイス……と、いうか挑戦状を。
すべてを五・七・五で。
俳句や川柳は17文字の中で世界や季節、出来事や感情を表現する小さな宇宙で究極の短文です。
また、日本人的に言葉のリズムが心地よいので覚えやすいメリットがあります。
しかし文章を簡潔で端的にまとめるのはとても難しいのです。
だから、難しい文章にチャレンジするよりも長文となってもいいから、十分な説明を入れましょうよということです。
また……考えにくいことですが、言葉足らずコンテンツで反響があったとします。
さてどうなるでしょうか。
「問い合わせのメールと電話が洪水のようにやってくる」ことでしょう。
ちゃんと説明していればホームページを見て納得する人達も、「書いていないことは分からない」ことから問い合わせをしてきて、人件費を消耗してしまうのです。
もっとも説明不足コンテンツで問い合わせしようと言う人は奇特ですが。
今回は本当に内緒話ですので他言無用でお願いします。
「最新情報を煽っている連中も半信半疑」。
トレンドリーダーや仕掛け人は、流行らせることが仕事ですが、必ず当たるわけではありません。
多く並べて当たったものを喧伝するか、「身内」を使って流行っているように見せるビジネスモデルなのです。
そしてIT界ではより顕著となります。
新技術、新潮流、次世代はこれ。
機会があれば古書店で2〜3年前のパソコンやIT系の雑誌を見ると大爆笑間違いナシです。
そして署名記事なら名前を「検索」してみてください。
自分の書いた記事をすっかり忘れたかのように他の技術を「トレンド」といって紹介しますから。
責任などとりません。
当たらぬも八卦ですが、本音で言えば儲けるウチに儲けておけ、陳腐化したりばれる前に稼いでおけということです。
トレンドリーダーがすっかり忘れた、「枯れた技術」でブレイクスルーが起こるのはこの裏返しです。