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久米田康治さんが評価されたこと|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

久米田康治さんが評価されたこと|伸びる会社は知っている(第160号)

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■第160号久米田康治さんが評価されたこと

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2007年12月28日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→久米田康治さんが評価されたこと
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。皆さんのおかげです〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(14)〜
4:プロが教えない話外伝!〜正月更新は必要か〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報

■ミック連載
◎【第4回】商売用ホームページとはなんぞや。うっかり受けた究極のテーマ
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/2007/12/post_309.html


■Web担心得心得其の五十三
「【年末特別編】会社なんて辞めてやる! 独立を考える前にご一読を」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/12/26/2445

2:伸びる会社は知っている!〜久米田康治さんが評価されたこと〜

 ブログを始めメルマガを発行しその延長として「本業」に絡んだ情報を発信しようとしたこの「伸びる会社は知っている」が著述業を始めるきっかけとなりました。

 ここで書いたものを体系立てて整理してまとめた「プロが教えない話」の感想を聞きたいと別のメルマガの読者だった洋泉社の担当者に送ったところ「出版企画」となりバックされ、気がついたら執筆していたのが2年前です。

 いわゆる「情報起業家」のような「集客のためのネタ」ではなく、社会人となってから見聞きしたり出会った企業に共通する考えや取り組み、そして「IT活用」を紹介しようという思いから始めた瓢箪が生んだ駒のような話しで、「伸びる会社〜」には特別な思いがあります。

 だからこそ仕事納めの今日は発行しなければと不調の続くハードディスクと大掃除に目をつぶりキーボードを叩きます。
 サボリ……ではな……い…と。
 
 週刊連載を続けている「ウェブ担当者フォーラム」で発表した年内最終号では「独立」に忍び寄る危険性を指摘しました。

 年末のハードスケジュールに疲れたウェブ担当者の周辺に集まる「起業家」や「経営者」は無責任で根拠のない話しを吹聴します。アメリカへ逃避行中の長井秀和風に「気をつけろ!」と。
 
 とはいえ基本的に「独立」をする方は応援することにしています。
 それは「適材適所」かもしれないからです。
 
 久米田康治さんという漫画家をご存じでしょうか。

 週刊少年マガジンで連載中の「さよなら絶望先生」がアニメ化され講談社漫画賞も受賞された人気漫画家ですが、もともとはライバル誌の週刊少年サンデーで連載しており、独特の「間」が好きで愛読していたのですが連載は終了して残念に思っていました。

 すると翌年、ライバル誌へ電撃移籍です。
 進化や工夫はあるのでしょうが、私の目には「同じライン」の作品として映っておりました。

 これが大ヒット。

 編集者の力か出版社の販売力か読者層の違いかは分かりませんが、マガジンへの移籍は大成功となったのです。
 
 不当な評価はどこの世界でもあります。
 パーフェクトジャッジを人間に期待する方が無理なのです。
 しかし、私達は自分の評価を下す人を選ぶことができるのです。

 その手段が独立や移籍、転職などです。
 また、仕事を変えるという方法もあります。

 転職しなくても「自分が評価されやすい仕事」を見つければ良いのです。
 私が「営業戦略付きホームページ」を主力商品に切り替えたのもこれによります。
 言葉を換えれば「勝ち易きに勝つ」ということです。
 
 ただの愛読者に過ぎませんが久米田康治さんが評価されたことは大変嬉しく勇気づけられる今年の出来事でした。

 そして環境を変える大切さを年末の締めくくりにと。
 決して大掃除サボリではなく。

 それではよいお年を。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。皆さんのおかげです〜〜

 母の看病と同時進行で営んでいた居酒屋の閉店作業をしていて開店するより大変だと知りました。

 まるで結婚より離婚の方がエネルギーを使うという話しのようでした。
 ゴミひとつとっても簡単にぽいと捨てるわけにいかず、その多さに溜息をついていたのですが、産業廃棄物を扱えるお客さんに相談したところ、その日のウチに処理してくれ本当に助かりました。

 「皆さんのおかげ」を噛みしめた一年です。

<つづく>
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3:実践テクニック編!〜文章力という宝(14)〜

 教えるとは教えられることとはよくいったもので、最後の会社員時代に後輩を育てたことで「広告」を作ることを体系立てて理解することができました。
 自動車免許以外は全て独学だったのですが、人に教える際に客観的に経験をまとめる必要に迫られそれにより全体像が見えてきたり、感覚で行っていたことの「理由」を発見できたのが収穫です。
 
 物書きの立ち見席に入ったときにはとにかく無我夢中で書くだけでした。
 「楽天市場がなくなる日」の原稿は出版された倍以上あります。
 駄文を切り捨てて良いところを編集がつなぎ合わせてくれるのではと書き殴りました。
 出版されたモノはほぼ原文ですが、頁が足りなくなり、まるまる落とされた章もあります。
 
 著述活動が始まった頃からコンサル仕事も増えてきて「他人の文章」に触れ、その問題点を指摘します。
 すると「自分の文章」と向き合ったときに……客観性や一貫性がないことに気づかされることが度々あり顔が赤くなるのでした。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜正月更新は必要か〜

 今年も除夜の鐘が鳴り始める頃に仕事納めをして、鳴り終わる前に仕事始めとなりそうです。
 日付が変わるタイミングでの「新年更新」はCGIで自動処理していますが、万が一を考えての確認作業があるからです。
 外部スタッフにもお願いしますが、数秒で済むことだからとつい自分でも確認してしまいます。
 
 さて、それではこの新年更新はどれだけの意味があるかというと……殆どないというのが結論です。

 もう数年年末年始のアクセス数をリアルタイムで観察していますが、クリスマス前から下落していき、仕事納めを境にガタンと少なくなります。

 我が身を振り返れば当たり前の話しですが、年末年始は大掃除やお屠蘇を飲むのに忙しく、インターネットをしている時間はないことによります。
 ただしネットの住民と呼ばれる「ヘビーユーザー」はこの限りではありませんが。
 
 元旦の売り出しをするのでなければ正月更新は必要はありません。
 私がチェックするのは正月売りだしのサイトです。

<つづく>
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