インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2008年7月4日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→他の価値観があることを知らない
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。駄目なものはダメ〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(27)〜
4:プロが教えない話外伝!〜嘘ならボロがでます〜
それでは始まりです!!!
■行列のできる焼肉店 足立区鹿浜「スタミナ苑」が温泉ツアーを!
締め切り迫る!
スタミナ苑の顔「まこさん」と一緒に温泉に入り、焼き肉を食べ
酒を飲むツアーが決定。7月21日〜22日の1泊2日。
焼き肉はもちろん「スタミナ苑」のもの。
■スタミナ苑 焼き肉温泉ツアー、詳しくはこちらから
http://www.as-mode.com/ad.cgi?ID=0004
先着順です。お早めにお申し込みを。
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宮脇睦の新連載!
インプレスR&D ウェブ担当者フォーラム<最新号>
■心得其の七十九
「匿名に鎮魂歌。インターネットという道具の特性を知る」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/07/02/3456
ムトウマーケティングサポート「通販支援ブログ」連載<最新号>
【第6回】儲かるコンテンツとWeb屋の関係。傲慢不遜の体質を心得よ
http://blog.mutow-ms.jp/ec/howto/post-346.html
自分で商売を始めてからつくづく思うのが「商売と恋愛は似ている」ということです。恋い焦がれた相手とのすれ違いがあれば、運命としかいいようない出会いで取引が始まることもあります。
お金持ちを相手にする会社を「庶民感覚」から非難したくもなりますが、「恋愛対象は金持ちだけ」という人は男女を問わずに存在します。みんなが良いという「キムタク」ではなく、政治より性事で紙面を飾る「ヤマタク」に惹かれる人もいます。
ブランドにこだわりをもてば、毛長川のほとりの小さな会社より渋谷や六本木のオフィスは魅力的に映ります。
「価値観」の違いです。前回からの続きです。
価値観は盲点であることがあります。
売れない、わかって貰えない・・・頑張っているのに。
「価値観」というアプローチでみるとこの迷宮はすぐに脱出できます。
売りたい相手の価値観を理解しているか? 相手に理解できる基準で説明しているか? この2点で考えます。恋愛で置き換えるとこういうことです。
「好きな子の趣味を知っているか」「好きな彼と同じ言葉で話しているか」。
野球好きにサッカーの話しをしても通じませんし、巨人軍のファンに広島カープの悔しさは理解できないことでしょう。
意中の彼がクロアチア人なら日本語で話しかけても通じません。
ところが商売の世界ではこの価値観の違いはなかなか理解されずに「努力不足」と断じられることが少なくありません。
そして不毛な努力が続けられます。
価値観が盲点となる最大の理由は「狭い世界しか知らない」ことです。
一流大学を出て一流企業に入社し、そのレールにいる間は問題ないのですが、社会は日の当たる世界ばかりではなく、逆に見れば「エリート街道」は人口を分母とすればマイノリティーです。
つまりエリートの世界の価値観は通じないことが多いのです。
外の釜の飯を食べずに「家業」を継いだ場合も同じで、こちらのほうが厳しいかも知れません。家庭と職場が一体となっていることで、自分の世界の全てがとても狭いつながりで成立しているからです。
道を究める職人ならば利点も多いのですが、「商売人」としてみるとマイナスに働きます。騙されやすいくせに固執する傾向があるからです。
理由は簡単。
「他の価値観があることを知らない」ので、最初に信じた人がハーメルンの笛吹でも盲信し続け、方向転換ができないのです。
誰もが自分の決断の過ちを認めたくないものですね。
しかし、どんな環境で育ち生きてきたとしても悲観することはありません。
違う価値観があるのだということを意識するだけで多様性に気がつくことができます。
あとはそれを理解していくだけです。
子供の頃、親にいわれたようなこの台詞ですが最近しみじみ思います。
越えてはならないラインというのは自分を律するためだけでなく、他者とのつきあいの中でも必要なのだなぁと。
甘え上手は巧みに取り入ります。
決して本人のためにならないとわかっていながら世話を焼いてしまい手助けをします。そして共犯者へと落ちていきます。
親の教えと茄子の花は千に一つの無駄もない。
ダメったらダメです。
お約束と微妙なものに分類したらそこで「証明」的なアプローチに移ります。
知っているものはそのまま綴っても良いですし、念を押すために「ご存じのように」と始めても良いでしょう。
証明でいうところの「三角形の内角の総和は180度」や「二等辺三角形の二角は等しい」です。余談ですが、テストの問題を見て、そこからすでに落ちこぼれていた級友の顔が浮かんだものです。
微妙なものの説明に「○○が××であるとき□□である」とします。
○○と××は誰にでもわかるお約束や、その前までに説明をしたものを当て込むのです。
「朝に咲く朝顔」。
さすがに「朝」と「咲く」は理解しているだろうと綴ります。
または読者が想像しやすい言葉でも結構です。
「三角形の耳を持ち、牙が大きければアフリカ象である」てな感じです。
「商売用の文章」は相手に伝えることが大切ですが慣れるまでは「知っているだろう」という主観が邪魔をします。
「証明」のように分解して文章をチェックしてみてください。
1500社のサイト構築実績が証明です!
さて、ホームページ制作業者を選ぶ際にこの実績は指標となるでしょうか? 答えはなります。
コンサルタントやプロデューサーと会社により呼び名は変わりますが、単純にいえば「営業担当者」一人あたりが何社を抱えているかがわかるからです。
先日届いたDMには「100社以上」と自慢げに語る営業マンが笑顔で語ります。
週休二日の四週計算で労働日数20日とすれば1日5社のコンサルティングとなります。
日々トレンドが生まれ、技術が更新されるIT業界にあって「コンサル=相談」というアウトプットばかりしていればネタは枯渇するか繰り返しになります。
「業界専門」という営業戦略ならば同じネタの使い廻しも可能ですが、そうでなければどこかの高級料亭とおなじです。
ならば怪しいのか? それは数字を中心に営業マンに話を訊いてみるとよいでしょう。
嘘ならボロがでますし、本物ならその仕組みを話してくれます。
手抜きか否か。
数字は正直です。