インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2008年9月19日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→意識して学んだことより大切なこと
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。人口オーナス〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(32)〜
4:プロが教えない話外伝!〜螺旋は下のベクトルへ向かいます〜
それでは始まりです!!!
■JEITA 知識情報処理技術に関するシンポジウム
「先端Web技術は企業を変えるか」
http://home.jeita.or.jp/is/seminar/081023sympo/index.html
インプレスビジネスメディア ウェブ担当者フォーラム<最新号>
■心得其の八十九
「月3万円でできること。最大50万円安くなるワケ」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/09/17/3899
ムトウマーケティングサポート「通販支援ブログ」連載<最新号>
【第11回】自社サイトとはコリン星。客は育てて教育するもの
http://blog.mutow-ms.jp/ec/howto/post-365.html
こんな不便なところまでと言ってしまうほどの片田舎・・・もとい閑静な住宅街にある私の事務所まで日本全国から相談に来る人がいます。
殆どがホームページについて聞きに来るのですが、実社会での営業活動、人事から事業内容、そして営業戦略に福田政権の崩壊の理由にモーニング娘。凋落の理由と話題は拡がり、ある全国紙の新聞記者さんは「ITの世界と匿名性」についての取材だったはずが、教育から政治、果ては「日本改革」と拡がり、7時間を越える議論の場となりました。
闇雲に話しをしているわけではなく、ホームページって会社そのもので、連携と連絡が滞れば上手くいくものもこけてしまい、その為には問題の本質を掴まなければなりません。
だから雑談で場を和ませ、ホームページに問題があるのか企業体質か、はたまた営業戦略か、参入している市場なのかを聞き出すのです。
時にこう訪ねられます。
「どうやって勉強されているのでしょうか」。意識して勉強することもありますが、殆どがなんとなく頭に入っているので勉強と訊ねられても困ってしまいます。
以前も「学び方」で企業研修などをされている方に問われ、答えに窮したものです。
そして最近になって一つの答えがでました。
「勉強(学ぶ)」方法を知りたいと思う人は勉強好き。私は勉強なんて絶対にしたくないと思う派。「気づき」なんて気色悪くて「さぶいぼ」が立ちます。
それでは勉強をしていないかというとしています。
していなければできない仕事です。
答えは言葉遊びのようですが、「勉強です」と区切らないようにしているのです。
様々な人生の迂回路と迷路を歩んできたものとしては、当時は意味が分からなくても後に役立ったものは数知れず、意識して学んだことより何となく経験したことに真理があったことも少なくありません。
だからすべての行動、見るもの聞くものに少しだけ興味を持つようにしているだけです。
学び方の技術って一つじゃないんですよね。
だから「セミナー」が自分の身になる人もいれば、勉強した気持になることで満足してしまい成長しないこともありますし、新聞記事から社会の仕組みを学び、アルバイト先で体感した社会のヒエラルキーが教科書にない差別や区別を教えてくれることも。
格好を良く言えば「全てが学びの場」で、好きな言葉は「日々是精進」です。
そして肝心なことは、セミナーでも読書でも対面レクチャーでも体験学習でも、自分が最も吸収する方法を知っておくことと考えます。
勉強の方法を訪ねられる人は「技法」を求めています。
即効性があり効率的で劇的な効果が望める。
そんなものありません。
あるというのは「勉強好き」から集金するためのキャッチコピーなのではないでしょうか。
勉強嫌いな私は騙されません・・・が、エクササイズは弱いんですよね。
ビリーとかWiiとか。
今回の一言は心を軽くしませんが景気の閉塞感を紹介する際の言葉を短くします。
逆の言葉が「人口ボーナス」。
日本の高度経済成長や中国の躍進を支えた「労働力人口」が、非労働人口を上回ることにより得られる利益が「ボーナス」で、その反対が「オーナス」です。
つまり現代日本はその時代に突入しており、このことを前提に諸事挑まなければならないということ。
言葉は短く、心は重く。
でもチャンスです。
今回は少し脱線。
連載している「ウェブ担当者フォーラム」で「例え話」について触れたところ反響が良かったと担当から連絡が入りました。
「狙った」記事が当たると嬉しいものです。
本稿では1年以上「文章」について綴っており、マジシャンをだしたり、二等辺三角形をもってきたりと大忙しです。文章だからやっているわけではなく、対面での「トーク」は書くときの3割り増しで登場人物が増えます。
これは小学校の時に東京の学校に転校してきて、言葉で虐められたことにはじまる気がします。
通じないのです。言葉が。小学生のボキャブラリーで、しかも今では信じられませんが東京の子供の閉鎖性、排他性は他言語・他文化を受容せず伝えるためには、「東京文化」に準拠した翻訳が求められ、身につけました。
この経験がプログラマ時代に活きたのです。
専門用語は「例え」に翻訳して説明します。
ところが・・・真面目な技術者ほどこの翻訳が苦手。
そこで「例え話」を取り上げたというワケです。
次回は本線に復旧します。
循環や螺旋という言葉を強く意識したのは二十歳を過ぎ、楽勝と夢見たバンド活動に見えない壁を感じ始めた頃です。
ちょっとカッコつけました。
上手くならないギターに言い訳を並べて、ライブの直前だけ練習をする「その場限りの愚かさ」にふと気がついたのです。
また、いつも同じ様な失敗で、恋を失っていると一人の夜の深酒が沁みたことも理由です。
つまりはすべてグルグルと廻る循環で、螺旋のベクトルが上へ向くか下向きとなるかは自分の取り組み次第ではないかと考えたのです。
とある団体はいつまで経っても成長しません。
この5年あまりの間で「ホームページ屋」が3人ほど入れ替わり、サイトの見た目はトレンドにあわせて進歩しているようですが、中身は停滞したままです。
同じメンバーで、同じ発想で、同じ目的のために繰り返しているで仕方がないのですが、螺旋は下のベクトルへ向かいます。
惰性と加齢が同じ位置にいることを許さないのです。
ベクトルを上向かせる方法は次回。