インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2009年1月30日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→世襲系に有利な戦略って
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。やっぱりいやです〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(41)〜
4:プロが教えない話外伝!〜その時、出会いが生まれます〜
それでは始まりです!!!
■誰も語らない現場の経営論!「世襲経営者のはまるドツボ」
http://blog.mutow-ms.jp/ec/keiei/post-400.html
■マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」-
第3話:ゴウダズ・ブートキャンプ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/01/26/4826
■2008下半期アクセスランキング1〜9位を独占
http://blog.mutow-ms.jp/backnumber.html?_y=2008&_p=2
■心得其の107
「最新情報で稼がない矜持。春の新色を追いかけるな」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/01/28/4854
世襲経営者のはまるドツボ。
通販支援ブログで今週からはじまった連載の初回のタイトルですが、おかげさまを持ちまして、昨春にリニューアルした同サイトのアクセス記録を更新させていただきました。
独立して肩書き上「社長」となりすべてが自己責任となり見えてきたのが「世襲経営者」に多く見られる甘さです。
世襲経営者とは父、または祖父がはじめた事業を継承する人を指し、それ故の得手不得手があり、最近ではデメリットが目立つようになったことへ警句を発したものです。
詳しくは記事をお読みいただきたいのですが、世襲自体は悪いことではなく有利に戦いを進め武器となります。
しかし、武器は己を傷つけることもでき、使い方を誤ると瞑府へと誘います。
私は創業社長です。
それも地盤も看板も鞄もなかった。
これは「3バン」という政治用語で、地盤は後援者や人脈、看板が名声(知名度)、鞄はずばり現金です。
商売も人脈、知名度、お金(資本力)があれば有利です。
高校生の頃「生徒会長」を拝命したキャリアよりも各種の悪名が記憶される粗忽者で、人脈も知名度も期待できず、鞄には退職金の30万円。
これがスタートです。
誰のせいでもない自業自得の船出でに、悔しい思いをしていないといえば嘘になります。
団塊の世代が現役で、その子供達が「世襲系」となればチャンスが平等に廻ってくることなどありません。依怙贔屓(えこひいき)は社会では当たり前でそれを「人脈」と呼ぶこともあるのですから。
ひがんでも飯は食えません。
泣いてもママがハンケチをだしてくれはしません。
そして短所は長所と等価交換できます。
「非世襲系」がもつ強みを発見し、その時に気がつきました。
これは運命だったんだと。
自己啓発やオカルトではなく世襲系に有利な戦略って苦手だと知ったからです。
前回予告した「友達の選び方、勉強の仕方」について期待された方お待たせしました。
実はこれがすでに答えです。
要約すれば「自分を知る」ということで、取り巻く条件、育った環境、向き不向きを知らなければ友人も情報も学習方法も取捨選択できないということです。
最初からすべてが分かるわけではありませんが、何をやりたくて何ができ、これだけはやりたくないと選んでいきます。
この過程で自分に不足している能力や知識を知り、それを備えている人物に出会います。
螺旋階段を下向きに進む「敗者連合」は100%己を知りません。
自分を5割り増しぐらいに過大評価し、努力不足の言い訳を環境に求めます。
「スポーツ報知」を読み巨人の成績に一喜一憂し、日経平均も知らずにサブプライムローンによる不況だと怒ってみるといった具合に。
最後に残酷なクエスチョンをします。
あなたの商売上の友人や仲間は自分を知っているでしょうか。
現況はいまの自分を映す鏡です。
早島正雄氏の発言録がまとめられ「こだわらない、でも流されない」という本となりそこからの一節です。
全文はこうです。
「やっぱりいやです そう宣言したときから、
朝起きるのがとっても楽になる」。
仕事を断る私の流儀は間違っていなかったとひとりごちてしまいました。
会社員を辞めてリスクを背負ったのですから付き合うお客さんは選びたい。
そして「やです」。
イヤというから好きのために努力できます。
■「こだわらない、でも流されない」
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4569705499
先日、ある編集者が禁断の本音を暴露していました。
「ビジネス書なんて嘘ばかり」。
正しくは本にあるとおりに取り組んでも成功などしないということで、それは「本は商品」であるというリアルを見据えての発言です。
彼曰く、金を払う価値があるかどうか、その為には読後の「満足感」もまた重要で、時に書かれている内容よりも読者を喜ばせると。
いやはや事実です。
例えば「頭を下げない」と著書に記しているコンサルだって本当は下げますし、これはペコペコとしないという比喩・・・文章表現上の演出で、それを完全実行した読者の成功は難しいでしょう。
これも簡略化と嘘です。
本は商品。
そしてこれも覚えてください。
「商売用ホームページ」もまた商品です。
読後に「欲しい」と思わせるために書きます。
反省文しか書いたとのない私が不遜にも「文章」について綴ったシリーズは今回で一端お終いです。
次回より新シリーズ「情報収集術」。
文章についてまだ十分ではありませんが・・・飽き・・・新展開をと。
あのグーグルまでもがリストラをはじめました。
世の中未曾有の不景気がやってきて・・・いるんですかね。
あのグーグルとは創業10年ちょっとで世界に冠たる巨大企業になり、その成長力を収益源の多様化に展開できなかった「営業戦略上の失敗」はあきらかで、ようやくきたかというのが私の感想です。
そして更にいえばこう呟きます。
「景気良い時期ってあった?」。
いざなぎ越えと騒いでいたころも庶民の暮らしを豊かにすることはなく、逆にこの2年ほどは原油高、資源高、大干魃とまささしく未曾有のトリプルパンチにひぃひぃいってませんでしたっけ?だから昨夏より悪化したというより、ずっと悪い中で「マシ」から「酷い」になっただけと考えれば笑い飛ばせるのではないかと。
そして不況はチャンスです。
各社が利益確保のため、業績アップのために従来の取引を見直しにかかります。
新規事業への参入もあるでしょう。
その時、出会いが生まれます。
背中を丸めている場合じゃございません。
もったいない。