インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2010年7月9日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→ホームページはプロに任せるべき
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。小僧の浅知恵〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(33)新聞編<4>〜
4:プロが教えない話外伝!〜悪評へのリスク分散〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
■心得其の174
「コンテンツリノベーションで滞在時間200%に」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/07/07/8296
■歴史はいつも捏造される「サムライブルーにみる結果論0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/069/index.html
■通販支援ブログ
【第18回】詐欺と美味い話の相関関係(通販支援ブログ)
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-509.html
■STOP! 民主党
http://www.adachijimin.com/topic/1006-minshu.html
ツイッター風に述べるなら「拡散希望」。転載自由ですって。
いま、ヤスリが売れています。
モノヅクリ日本復権か! という訳ではなく工具通販サイト「ヤスリドットジェイピー」への注文が急増中なのです。
今回はその理由を紹介します。
ヤスリをはじめとする工具は景気の影響をもろに受けます。
製造業はもちろん、住居など着工数が減れば使われる工具は摩耗せず、「コンクリートから人へ」と公共工事が減れば、道路を切断するダイヤモンドカッターは不要となります。
注文が増えているということは、少しずつでも上向きになっている可能性が・・・あるといいのですが。
と、いうのはもともと同サイトは「オリジナル工具」の受注を狙って開設し、通販は検索エンジン対策(SEO)の色彩が強かったのですが、日本全国からの引き合いの多さに、通販を強化していったところ、比例して売れるようになっていったからです。
景気ではなく、自助努力の可能性が高いということです。
私はブログやCMS(ホームページ制作・管理ソフト)に否定的です。
ホームページはプロに任せるべきだからです。
それぞれの技術を否定するのではなく、コンテンツの作製や管理はプロに発注し、商売人は売れる商品や、売れる売り方に知恵をひねり、時間を投資すべきだということです。
「ヤスリドットジェイピー」の運営会社は近所(徒歩圏内です)ということもあり、頻繁に打ち合わせを繰り返しています。
運営会社はヤスリのプロとして、こちらはサイト運営と企画のプロとしてアイデアを摺り合わせます。
手打ちヤスリ職人を紹介するコンテンツもそこから生まれ、このページをきっかけに通販注文がはいります。
また、アクセス記録から「商品名」を変更するのはこちら、iPhoneをキレイにするツールを見つけてくるのはあちらと。
通販が急増したのは「プロの仕事」によります。
「餅は餅屋」という言葉があるように。
中学生の甥と話していると色んなことを発見します。
彼が姑息なこともそのひとつ。
片づけ、宿題、約束事。
すべて都合良く釈明をするのですが、大人の私から見れば全ての言い訳は「浅知恵」に過ぎません。
面白いので一点、一点「ばれている理由」を教えてあげるとニタァと笑い罪を認めます。
そして思うのです。
私の今も20年後の自分から見れば姑息なのかもと。
そして未来の自分にニタァとしてみます。
ひざまでしか水のない川で溺れる人は「水」しかみていないといいます。
川面を架かる橋の上から見れば、その浅さは一目瞭然で、例え泳げなくても川に降り溺れることはないでしょう。
私が新聞を読む理由のひとつです。
この例えの「水」とはニュースで、もっとも最新の「水」を感じるのは「ネットニュース」でしょう。
行く川の水は絶えずして〜とあるように、川の水は常に異なり、いまの「水」はその瞬間しかありません。
しかし、私は水の専門家ではありません。
ネットでいえばネットニュースを「ネタ」として囃したてる職業(が、あるのです。
ネット著名人の大半はこれです)ならば脊髄反射のように最新ニュースを追いかけ回す必要がありますが、私の職業にとってのニュースとは社会的コンセンサスが重要で、すると橋の上から川を見なければなりません。
その視点を得るのに新聞が最適なのです。
先日、自動SEOなるツールを売り込まれました。
業者の目的は代理店獲得でしたが、些少でも私は名前が知られており、怪しいモノに手を出すことはできません。
と、書いてちょっと失敗したなぁと呟くのは裏技を知っているからです。
それは「別会社」です。
別会社、いや個人商店を装い出店し、販売する方法で自己啓発系ホームページ製作会社がよく使っております。
「士業ホームページ開業パック」「税理士完全バックアップ」「行政書士でミリオネア」と、同じムーバブルタイプのテンプレートを「社名」を変えて販売するのです。
自己啓発系ホームページ屋とは、技術ではなく「情報」を売るのが商売ですからこれも正解・・・といえなくもありません。
社名を変えるのは悪評へのリスク分散です。
自動SEOで小銭を稼ぐ。
そんな夢のような手法を赤の他人に教えてくれる。
なんて親切な人でしょう(棒読み)。