インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2010年11月26日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→発言の前に想像してください
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。夕べに死す〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(39)ご近所編<3>〜
4:プロが教えない話外伝!〜自分を「普通」として発言〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
■Web担当者Forum 心得其の193
「「Facebookってどうなの?」に5分で答えるビジネスコラム」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/11/24/9243
■マイコミジャーナル
"次はFacebook"と節穴に気付かない「おNew0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/089/index.html
■通販支援ブログ
【第22回】ゲゲゲの幹部養成法。士官と兵士と進軍ラッパ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-531.html
※来週、23回目が公開されます。来週は「劇薬」。
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年末を迎え、日本経済も上向くかと思われたところ、北朝鮮がミサイルを発射し、韓国では痛ましい犠牲者がでました。
日本人の多くは、戦争が遠い日の悪夢ぐらいにしか思っていませんが、韓国と北朝鮮はいまだに戦争継続中で、我が国としても、北方領土と竹島は不法占拠されており、尖閣諸島にはちゃちゃをいれられており、憲法9条という「祈り」で彼らを追い払えるのならば、その神通力をいまこそ発揮して欲しいと夢想します。
IT活用を伝える本稿が戦争を語ることに違和感を覚えるかも知れませんが、ビジネスはリアルのなかにあり、ITをビジネスで活用する以上、切り離すことはできません。
ところがITは、なぜか現実に置き去りにされることがあるのです。
例えば「インターネット」のはじまりを端的に述べれば軍事目的です。
またコンピュータの初代である「エニアック」はミサイルの弾道計算用に開発されました。
最近ではウィキペディア情報などを元に「軍用」ではなかったという反論も散見しますが、インターネットの前身であるARPANET(アーパネット)が、アメリカ国防総省の下部組織で研究されたものであると、そのウィキペディアに記載されています。
陸海空他の米軍を指揮する国防総省が「ボランティア」で開発研究することはありません。
戦争という残酷なリアルに触れたのは、日本のネット言論界に漂うファンタジーへの冷水です。
思想で言えば右側も多くなっていますが、戦争と人殺しは不可分で、善悪で論じられないリアルです。
そして「人を殺す」、その手が血脂に染める覚悟のないまま過激な言説が流布します。
グーで殴られればずきずき痛く、刺されれば焼けるように痛いことを想像しない過激さです。
発言の前に想像してください。
リアルで何が起きるのかを。
もちろん「ビジネス」でも同じです。
一年前に姉が亡くなったこともあり、私にとって「死」は身近です。
人はいずれ死にます。
その長短に過ぎない・・・と語るほど達観しておらず、あがいても長生きできればと目論んではいるのですが、しかし、それにも限度があり、それではどうするか。
月並みな結論になりますが、「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と、人生に満足して夕べを迎えたいと、間もなく迎える「不惑」に呟きます。
職業柄、読書量は多いのですが、最近、めっきり減り、10月は新書一冊読むのが精一杯でした。
その理由は預かっている甥に勉強を教えるためで、最大の難関は「式」を教えることです。
感性で勉強を楽しんで覚えた私にとって、教科書通りにやることが苦痛で、避けてきた道です。
いま、教科書が愛読書です。
そして気がついたのが「脳内のサビ」です。
前回、通勤路を変えることにより、脳に刺激を与えることについて書きましたが、それはすべての分野の知的好奇心にも通じるのだと痛感したのです。
例えば連立方程式。
プログラマ出身の私にとって、血肉に溶けており、式を書かなくとも解ける問題ばかりですが、甥に説明するときに、つい「引数が変わったら・・・」ってこれはプログラム的発想で「一般用語」ではないと反省。
そして、いつもの散歩道を「逆回り」して脳を鍛えているのでした。
毎週土曜日の早朝「週刊フジテレビ批評」という自社の番組やテレビ全体を自己検証する番組が放送されています。
先日、ツイッター伝道師の津田大介氏がドラマについてコメントを求められこう答えました。
「新番組は全部録画して早送りしながら見る(要約)」。
これは「ふぞろいの林檎たち」を手がけたドラマプロデューサーの鴨下信一さんが、テレビドラマの不調の理由を「粗筋がない」とした発言への反論として、「不要」と結論付けるために語ったものです。
その道のオーソリティへの反論としては論拠は弱く「一般視聴者」を代弁したとしたら傲慢すぎます。
それは一般人は毎日が忙しく、全番組録画したとしても見ている暇などないからです。
そしてこれが「Web業界人」の習性です。
自分の生活習慣を「普通」として発言します。
だからリアルとずれていることにすら気がつきません。