インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2011年4月22日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→逆算してサイトを構築する
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。お返し〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(47)特別編3〜
4:プロが教えない話外伝!〜触感をより強く刺激する〜
それでは始まりです!!!
■心得其の第213回
「iPad2の生産が止まる前に設備投資を」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/04/20/10113
■マイコミジャーナル
Facebookも匿名化する? ソーシャルメディアから生まれる「ヨイショ0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/109/index.html
■通販支援ブログ 孤独な社長の裏マニュアル 第26回
【第26回】Facebookを奨める理由
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-553.html
※通販支援ブログは東北大震災をうけて、現在更新を停止して
いましたが、来週から復活するので原稿を書いてくれと依頼され
快諾したのよいのですが、その後諸処の事情で追われており、
平たく言えばピンチです。
恐ろしいほど忙しくなりました。
それも仕合わせと噛みしめております。
今週がピークだと思いたいのですが、しかし、Web業界人がよくツイッターで呟く時間があるなぁと感心してしまいます。
移動や待ち時間の多い、芸能人や自称ジャーナリストの芸能人もどきならともかく、真面目に仕事をしていればとても無理だからです。
弊社は在宅スタッフの自己管理に仕事を任せているので、自由時間になにをしようと制限しませんが、オフィスを構えそこにスタッフが集う環境で、ツイッターでつぶやく社員がいれば査定を下げることでしょう。
あるいはタイムライン(つぶやきが掲載される画面)を眺めている時間の時給をカットします。
だって労働していないのですから。
Web屋さんの仕事にあきれることがしばしばあります。
先日もあるマッサージ店の相談を受け、サイトを見ると「見栄え」はそれなりで、システムもしっかりできているのですが、ホームページから客が来ないといいます。
そこでアクセス解析からわかるいくつかのことを訊ねると「なんですか? それ」と逆質問されます。
アクセス解析とは訪問者の動向調査で、これを確認しなければサイトの改善などできません。
サイトを作ったWeb屋はそのやり方を説明していないようです。
気を取り直して「ターゲット」を訊ねると、回答に言葉を詰まらせます。
ターゲットとは、どんな客を呼び込むかで、老若何女で仕掛けが異なり、簡単な例では学生に資格取得をすすめるセミナーのサイトで、「定年が本当の人生の始まり」というキャッチコピーをつける馬鹿はいないということです。
色使いから文字の大きさ、キャッチコピー。
ターゲットから逆算してサイトは構築するものなんですがね。
ツイッターでつぶやく時間があるなら、客のことを少しでも多く考て欲しいものです。
そろそろ人生を語っても恥ずかしくない年齢になりましたが、人生はかならず「お返し」をしなければなりません。
たとえば学生時代に受けた「恩」は、直接恩師に返せなくとも、子供や部下など次の世代に引き継ぐことで「お返し」になります。
親からの愛情も説教も同じです。
ときには形を変え、変則気味にやってきますが、順繰りにお返しをしながら人生を精算していくんだなぁとしみじみ思う春です。
ツイッターのデマについて続けます。
あるネット記事で「ツイッターのデマは1日しかもたない」という要旨の記事がありましたがはっきりいいます。
嘘です。
たしかにツイッターはデマを否定する投稿もあり、自浄作用が働いているかにみえます。
しかし、これは太陽を見ながら明るさを強調するようなもので、放つ光に影が表れるのは自然の理です。
否定する投稿により、デマは収束されたかにみえるのは時系列で流れるタイムラインにおける現象であり、投稿が刻まれた「歴史」において消えることはありません。
もっと簡単な言葉に置き換えれば、すぐに「再燃」するのです。
そこに一種の伝言ゲームと陰謀史観の融合がおこり、地名や状況をすり替えながらデマは生き続け、否定する投稿を「事実を隠している」と否定する痛い人はネットに多く、いちど流れたデマが消えることはありません。
いま「スマホ」がきている! と、またぞろ大騒ぎしているのですが、スマホとはiPhoneに代表されるスマートフォンの略称で、ロイホとは関係ありません。
実際に売れ行きは好調で、伸びている数字に嘘はありません。
それでは客は本当にスマホを望んでいるかというと、私の周囲で「使いづらい」は少なくありません。
ガラケー(いわゆる従来の携帯電話)のボタンを押すという操作方法は、触感をより強く刺激するので当然です。
タッチパネルのスマホにも撫でる、触るといった触感はありますが、確実に押下できたかは「視認」が求められ、この微妙な違いを「きてる」と騒ぐ連中が斟酌することはありません。
良い悪いではなく「好み」なんですがね。
そしてスマホがきている最大の理由は「価格」であることも、来てるとはしゃぐ連中が触れることはありません。