インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年1月27日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→誠意よりも、反射神経
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。みんな、えらい〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(64)ご近所編26〜
4:プロが教えない話外伝!〜時系列という概念〜
それでは始まりです!!!
■足立区のニュース。開設、足とコピペで記事を書きます
http://www.adachiku-news.com/
宮脇睦の連載記事
■マイコミジャーナル
業者が泣いて喜ぶ「オジン級のSEO 0.2」
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/147/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第248回
クチコミの不正をマーケティングと呼ぶ世界
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/01/25/11993
■通販支援ブログ 孤独な社長の裏マニュアル
【第35回】客を追い返している指標。集客の次にすること
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-614.html
※来週「トラブル対応」について新作公開
■ミクシィページ開設「宮脇睦のここだけは非公開です」
http://p.mixi.jp/miyawakiatsushi
Twitterをやめました。
すると時間が沢山できました。
昨年来、本当に忙しいのですが、さらにいろいろ増える「やりたいこと」がなんとかクリアできているのはTwitterをやめたお陰です。
と、本稿をメルマガ版や弊社サイトでお読みいただいている方には首をかしげる方もいるでしょう。いまでも「ツイート」を続けているからです。
「ツイート」はしていますが、それは「情報発信」だけで、Twitterやソーシャルメディアの活用とは遠いところにあります。
そして「やめた」ところこそ、活用のためのキモである「コミュニケーション」。
ソーシャルメディアの醍醐味は「つながり」です。
ツイートに誰かが返事をし、見知らぬ人が突っ込みをいれます。
フェイスブックでも、我が子の写真を投稿すれば、知人友人による「おべっか」が心をくすぐります。
こうしたコミュニケーションがソーシャルメディア活動のキモ・・・そこで、前回述べたような資質が不可欠となるのです。
資質とは毎日対応できるマメさと、こだわらない軽さ、誹謗中傷にも折れない心。
リアルのコミュニケーションとの大きな違いは、特定の個性と深い結びつきを求めるものではなく、広く浅くノリと空気を読みながら「からむ」ことが求められる世界ということです。
例えばツイートにたいして、誰かがリプライすればそれをフォローします。企業名、商品名のつぶやきをリアルタイムでフォローし絡みます。
重要なことは誠意よりも、反射神経です。
短文ゆえの誤解もあれば、ネットに散見する「痛い人」ともやり取りをしなければなりません。それを乗り越えた先にようやく「活用」があります。
わたしが「やめた」のは積極的なコミュニケーション。
質問には答えますし、時間があれば知人にからむこともあります。
しかし、からむ時間があれば、コンテンツを作り、作文しているほうが10年後の自分を作ると痛感した理由は次回。
乾燥注意報がでてくると必ず情報番組で紹介されるのが「静電気」。
人間の身体は帯電しており、扉などに触れた瞬間に「通電」するときに痛みになるという毎冬のネタです。
元アイドルやピークを過ぎたお笑いタレントが驚きます。
「人間に電気が流れているなんて」。
・・えらい、えらい、みんな偉い。
知らない振りをすることで番組が成立するのですから。
ただ、そもそもの企画を立てる人はもう少し頭を使って欲しいものです。
我が国には住居の自由、移動の自由が認められています。
つまり、好んでその場所に住んでいるということです。
もちろん、先祖伝来の家屋敷に住み、となりに突然工場ができ、騒音と公害をばらまいたのなら腹も立てば、移転を要求したくもなります。
しかし、工場ができたあとに家を建て、転居してきて、工場が迷惑だというのは筋が通りません。
歴史的、感情的な不満があることは想像できます。
しかし、戦後間もなくの沖縄 普天間の写真をみると、もっとも危険とされる滑走路の延長線上に森があります。
どうしてでしょう。
新郷の工業団地を散歩していたときに思い出したのが沖縄の知人の言葉「沖縄の人は嘘つき」。
わたしなりの解釈としては、都合良く話をあわせる部分かと思うのですが、なるほど、好きで住んだという前提に立てばニュースの真相が浮かんできます。
Web のもっとも苦手な分野が「時系列」です。
コンピュータ特有の「上書き」が強く影響しており、時間が経つと過去が塗り替えられます。
インターネット元年から15年が過ぎましたが、蓄積されているものが少ないのは、事業の終了とともにコンテンツが消滅していくからです。
個人のホームページは故人となれば忘れ去られ、商売替えにより過去はなかったことにされます。
技術進歩も上書きを加速させます。
HTMLで作ったコンテンツをブログに置き換えるのは面倒で、ブログをフェイスブックに置き換える手間を躊躇するウチに、過去を忘れます。
ポジティブと言えばポジティブ。
過去を振り返らないのですから。
しかし、反省を踏まえない人間に進歩はありません。
だから、Web業界人は固有名詞を替えただけで、10年前と同じを発言を繰り返します。