インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年5月11日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→フェイスブックの爆発的普及への懸念
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。すべて持っている〜
3:実践テクニック編!〜アイデアは手描き(4)〜
4:プロが教えない話外伝!〜かけ算で儲けが見積もれる〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
月商3万円から生還した社長の「人気ビジネス書 実践カスタマイズ」
■ソーシャルメディアを良い習慣に変える『7つの習慣』(1)
http://news.mynavi.jp/column/businessbook/005/index.html
■マイナビニュース
Facebookと1日3食2,600万年分の牛鍋丼が警告する「上場0.2」
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/162/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第262回
転職の前のひとり春闘。現場だからこそ積める実戦経験
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/05/09/12673
■スクロール360 通販支援ブログ
【第39回】ネットで売って損する仕組み。
顧客ロイヤリティという視点
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-637.html
いよいよフェイスブックが上場し、日本での馬鹿騒ぎはこれからが本番です。世界中で何億人も利用しているので、遅れないようにと参加するオジサンも現れるでしょうが、それはフェイスブックの実力ではなく、長いものに巻かれたがる日本人の習性です。
世界中で利用者が増えているのは、脆弱なネットインフラをカバーする多彩な機能があるからで、豊富なネットインフラに高機能パソコン、そしてリッチなネット体験を持つ日本人にとっては果たしてどうか・・・と、いっても一定の利用者は獲得できることでしょう。
すでに多くの利用者がいる・・・といっても、フェイスブックの発表は1ヶ月以内のアクセスをすべてカウントしてのことで、生活に溶け込んでいるとはいえないのが実状です。
そしてここにきてやはり爆発的普及が難しいという声がいくつか聞こえてきています。
それは「実名」です。
実名か匿名かは古くて新しい議論で、一応の結論は、一貫したハンドルネーム(ネット内での仮名)なら、芸名や筆名とおなじく実名と遜色はなく、当て逃げのような無責任な発言を繰り返す匿名とは区別すべきだというものです。
しかし、フェイスブックをはじめとするソーシャルメディアでは、そのものずばりの「実名」です。
大卒の就活においてフェイスブックは不可欠というのは就職難と導入コストの低さという特殊要因があるのですが、ともかく活用して無事就職できたとします。
その後、配属先の上司に実名のアカウントは教えたくないというのです。
そりゃあそうです。
プライベートが丸見えになるどころか、「人間関係」まで丸裸にされてしまうのですから。
また、フェイスブックは「友達」が別の誰かと「友達」になると、それをご丁寧にメールで知らせてくれます。
すべて実名で活動しているわたしですら躊躇します。
友達の友達は必ずしも友達ではないので。
引き寄席の法則を紹介する古典「ザ・シークレット」にある言葉です。すでに持っているという心の状態ではじめることが大切だという概念です。
自己啓発の側面が強いのですが、人間心理を的確に突いたことばで、人はつい不安や恐怖にフォーカスにしてしまいます。
すると、言葉も行動も萎縮し能力を出し切れなくなるのです。
反対に成功をイメージすれば、リラックスして大胆な行動をとれ、成功確率があがるというカラクリです。
■ザ・シークレット
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4047915572
昨年の震災直後、パソコンを買い換えました。
部品供給が滞ることがあれば、一時的な物資不足がおこると、地震直後の週末に発注をかけたのでした。そしてどうせなら景気刺激(微力ですが)のために金を使おうと、27インチのディスプレイのパソコンにしました。
これが大失敗。
画面が大きすぎて、1日20回以上は画面上のマウスポインタを探してしまうのです。
それまで使っていたディスプレイは17インチで、体感では倍以上です。
大きいディスプレイを選択したのは「紙」を再現したかったこともあります。
紙とおなじ大きさで表示してみたかったのです。
そしてこの目論見も失敗に終わります。
高精細といえども紙に印字された文字と、ディスプレイでは脳における「認識」の仕方が違うようで、紙と同じように見えると、紙で見るはまったくべつものだったのです。
そして、すいません、アイデアを手描きする理由にまで辿り着きませんでした。
ソーシャルゲームの各社が「コンプガチャ」を中止すると発表しました。
「コンプガチャ」とは、抽選で当たるカードを集めることで、より上位のカードを得られるもので法に触れる可能性が指摘されていたものです。
素早い自主規制を評価する声もありますが、こうしたゲームを「集金システム」として設計されている事実を知られたくないというのがあるのではと邪推しています。
某ソーシャルゲームの提供会社の幹部の話。
「特定のタイミングで課金を提示すると●●%が金を払う。このフォーマットをもとに、パッケージをすげ替えたゲームを量産すれば、かけ算で儲けが見積もれる」
とのこと。
ユーザーが喜ぶ顔をみたいというゲームプログラマーとしての矜持はなく、あるのは金勘定だけです。
商売ですから否定はしませんが、ユーザーを金を運んでくるミツバチや働き蟻のような物言い・・・だとしたら少しカチンとしませんか。