インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年8月24日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→数字を数えられない未開の部族
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。努力は裏切る〜
3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(3)〜
4:プロが教えない話外伝!〜受注プロセスを構築〜
それでは始まりです!!!
※告知
宮脇睦講演のセミナー
「中小企業の成功事例が聞けるEC・アフィリエイトセミナーin渋谷」
が8月28日に開催されます。ネットショップの立ち上げ・運用から
サイトへの集客方法まで、導入事例をもとに、
おちゃのこネット×ペイパル×A8.net×アズモードの3社が解説します。
インターネットでビジネスをする上での「本質」について語ります。
フェイスブックへの懐疑的な態度の根本も明らかに。
残席僅少・・・と、担当者から連絡が。片手も余るほどしか残っていないようですのでご希望の方はお急ぎください。
申し込みはWebサイトから
→ https://support.a8.net/ec/seminar/a8120828/
※最新記事は3本です。
宮脇睦の連載記事
月商3万円から生還した社長の「人気ビジネス書 実践カスタマイズ」
■Appleの成功のカギは色だった『ブルーオーシャン戦略』[前編]
http://news.mynavi.jp/column/businessbook/010/index.html
■マイナビニュース
"次はLINEだ!"という煽りの前に「タダより高いものはない交流0.2」
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/177/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第276回
「一番はGoogle+」と締めくくる、鏡の売りかたに見る読ませる工夫
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/08/22/13449
■スクロール360 通販支援ブログ
【第42回】100万円の報酬を要求する社員を雇う方法
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-659.html
※来週、新編が公開される予定。未入稿ですが。
いよいよ来週の火曜日に演壇に立ちます。
原稿をほぼ書き終えましたが、若干時間が足りないのでインターネットのビジネスにおいて何がもっとも大切かについて絞り込む予定です。
まだ若干席があるようなのでよろしければお申し込みください。
場所は渋谷、平日の午後ですが。
日本のWeb業界を見ているとつくづく「日本人」だなぁと噛みしめます。
グローバルだ何だと大騒ぎしてもそこにいるのが日本人である以上、日本人の論理で動くのは当然で、いま何かときな臭い、韓国や中国生まれのIT企業が日本を飛び石にして世界を目指しているのも彼らの国民性の発露です。
そして悲しいかなわたしが指摘する「日本人らしさ」とは戦後に根付いたメンタルです。
最たるものが「米国礼賛」。
インターネットが生まれたのが米国である以上、一定の影響から逃れられないのは仕方がありませんが、グーグル、セカンドライフ、ツイッター、グルーポン、フェイスブックと検証もせずに盲目的に礼賛します。
この流れを決定づけたのはグーグルだったかも知れません。
サービス開始当初は日米ともにヤフーが強く、これも日本のWeb業界の「幼さ」からくる、「長いものには巻かれろ」的発想で、検索窓しかないシンプルな画面に否定的な意見も聞こえたものです。
ところが世界シェアを獲得すると手のひらを返します。
国内でのヤフーの強さはいまだ変わらずなのですが、世界という巻き尺に絡め取られて思考停止するのも幼さの象徴です。
米国=正しいで思考停止。
まるで3より大きい数字を数えられない未開の部族のようです。
それは政治でも経済でも米国の顔色を伺う「日本人らしさ」です。
そして米国への依存心は「幼さ」の発露です。
領土問題と日米同盟の混同などその最たるものですが、したり顔で語る識者が多すぎます。
今朝の新聞広告で「努力は報われる」と、AKB48の高橋みなみさんをプロデューサーの秋元康さんが評した言葉です。
ただ、この秋元康さんはかつてホリエモンを「日本のビルゲイツ」と両手放しで礼賛した過去を持ちます。
そして努力は裏切ることがあります。
それは「努力のための努力」のとき。
成功と努力はトレードオフにはなく、努力は成功確率を高める基礎体力のようなもので、基礎体力だけ身につけるのは本末転倒です。
前回より時が経ち、領土問題で意見が二転三転する日経新聞。
本当に勉強になります。
さすがに天皇陛下への謝罪を要求したあたりでは厳しい意見も掲載されていましたが、国民的な怒りがいまひとつ盛り上がらず、と同時に尖閣諸島も絡むに至っては、いつもの売国報道に切り替わります。
国家よりも企業という理念のようです。
その日経新聞の常套手段が「外国の新聞の引用」です。
昨日の朝刊でも22日付けの「フィナンシャル・タイムズ」から「領土問題先送り恥じるな」という記事を引用し世論をリードしようとします。
ついこの間まで後手に回った外交を批判していたのですが。
定点観測をしていないと、すぐにぶれる報道に振り回されてしまいます。
ちなみに20日付の「ウォールストリート・ジャーナル」では米国上院外交委員会の有力メンバーにより「尖閣は中国の野心」と中国の主張を排除する指摘がなされております。
周辺情報であり「統計」ではないことをお断りしておきます。
いわゆる「ヒルズ族」が闊歩する前に、開業した幅広い意味でのIT屋さんは長生きです。
先行者利益とか時代が良かったということではなく、弊社も含めて概ね「堅実」だからです。
少し気取って言うなら「受注プロセス」を構築しているからです。
会社員時代からのパイプもあれば、実力から紹介が紹介を呼ぶケースまで様々ですが、どうすれば仕事がはいるかを理解しているのです。
反対に「ヒルズ族以後」は・・・のきなみ廃業しています。
あるいは開店休業中。
ここで名前は挙げませんが、ブログを見る限り「絶好調」と高笑いしていた近所の方など、経営の苦しさからローンの支払いに困窮し、自宅を売却していたのです。
ちなみに築四半世紀のボロ家なので自慢にもなりませんが、この商売を始めてから少しだけ「財産」が増えています。