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日本のWeb業界人は中学2年生|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

日本のWeb業界人は中学2年生|伸びる会社は知っている(第274号)

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■第274号日本のWeb業界人は中学2年生

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2012年10月19日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→日本のWeb業界人は中学2年生
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。なくても平気〜
3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(7)〜
4:プロが教えない話外伝!〜プログラマ世代間格差〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報

※最新記事は2本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。

宮脇睦の連載記事

■マイナビニュース
どうして友達同士の起業は失敗するのかに答える友達経営0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/185/index.html

■Web担当者Forum 現場の心得 第284回
テレビはタダで学べるネタの宝庫、
Web担当者なら夜のニュースよりも朝の情報番組
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/10/17/13896

■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/

2:伸びる会社は知っている!〜日本のWeb業界人は中学2年生〜

 マッカーサーは日本人を12才と評したといわれています。
 同じく敵対したドイツを成人としての比較で、幼さと無邪気さを日本人に見つけるという主張ですが、歴史の浅いアメリカ人らしい「幼い」発想と反撃しておきます。

 今回も「幼さ」について。
 
 前回、日本のWeb業界の「識者」たちの、ビジネスを知らないが故の幼さについて触れました。

 そしてそもそものポテンシャルにおいても雲泥の差があります。
 日本のWeb業界のオピニオンリーダーたちも、国立大学や、有名私大の卒業者に中退者とそれなりの学歴を持っていますが「格」が違います。

 ハーバード、スタンフォード、プリンストン、ニューヨーク大学。
 米国の大学だからと礼賛しているわけではなく、博士号を持つものがゴロゴロいて、専門外でも専門のキャリアを積んでから発言します。

 例えば前回紹介した「Web2.0」の発起人ティム・オライリーさんは、ウィキペディアによれば、ハーバード大学では西洋古典学の専攻でしたが、卒業後はコンピュータのマニュアル作りに携わった後に、テクノロジーの伝道師として起業しています。

 いわばスーパーエリートたちが、その学んだ道で、あるいは研鑽を積んだ上で、ビジネスの最前線に身を置くので発言ひとつも計算尽くです。

 というより、あまりにも当たらない未来予想ばかりを繰り返していたら、誰も相手にしてくれなくなるのは大人の世界では当たり前の話しです。
 
 一方、我が国では脳内のお花畑が咲き乱れるかのごとき楽観論が支配的です。

 ネットスラングで理想や幻想に逃げ込む世間知らずを、無責任な中学生と重ね「中二病」と呼ぶのですが、ブログ、ツイッター、フェイスブック、おまけにかつては「セカンドライフ」を礼賛した過去を恥じないのは中二病以外の何者でもありません。

 つまり日本のWeb業界人はマッカーサーの指摘より少し上の中学2年生。スーパーエリートに勝てるわけがありません。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。なくても平気〜〜

 それはインターネット。

 商売をする上で某かの形でインターネットは必需品ですが、プライベート空間まで持ち込むかどうかは自分の選択で、それを生業とする私ですが、休日にネットを利用することはまずありません。

 愛妻と愛犬、ときどき友人がいれば、わざわざ誰かと「つながる」必要もなく、散歩し街の空気に触れリアルな情報を胸一杯に吸収します。

 すると休日明け、新たな気持ちでネットと向き合えます。

<つづく>
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3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(7)〜

 定点観測をしていくと「時間軸」という概念が身につくようになります。これが最大の収穫かも知れません。

 そして身につけるのに手っ取り早いのが紙媒体です。
 1週間分の新聞を週末に読み返してみます。
 すると、相当数の「記憶違い」に気がつくことでしょう。

 事実の取り違えは単なる記憶力の問題ですが、事件の前後、掲載日の間違いなど「時間軸」の曖昧さを確認できるのです。

 例えば先週の今日、こころは翌朝のサッカー日本代表のフランス戦で持ちきりでした。

 勝っても負けても実力を図る試合と楽な気持ちで見ていたら薄氷の勝利。

 そしてメディアは王国ブラジルにも・・・と煽るも、まぁ実力通りの結末に冷静に戻ったのが水曜日の朝。一昨日のことです。

 週末の熱狂は勝利後の過信でいつものこと。

 過ぎたことは忘れるというのも人生のありようですが、思考の中に時間軸を持つことで過去と現在を重ねることができるようになります。
 

<つづく>
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4:もっと実践編!〜プログラマ世代間格差〜

 パソコンの遠隔操作による犯行予告が話題になっています。
 そこで面白い記事を読売新聞で見つけました。

 犯人の人物像について、ある専門家は使用された開発言語から20〜30代の若者としますが、一から組み立てているプログラムから40才以上とみる技術者も紹介されます。

 フェイスブックの創業者は「電話を再び作ることに意味がない」といいます。

 これは「車輪の再発明」といわれるもので、あるものは利用すれば良いという意味も込められ、コンピュータが充分すぎるほど便利になってから使い始めた技術者のコンセンサスといってもよいでしょう。

 一方、車輪を組み立てることで原理原則の理解を大切にするのが、コンピュータが不便きわまりない時代に技術を学んだ世代。

 わたしは若者犯人説を希望します。

 それは一からモノヅクリにチャレンジする姿勢をもつ若者のすがたが・・・って犯罪でした。

<つづく>
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