インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年11月9日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→ソーシャルメディアが仮説を補完する
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。逃げるが勝ち〜
3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(8)〜
4:プロが教えない話外伝!〜ラーメン定食を提供する居酒屋〜
それでは始まりです!!!
※最新記事は3本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
宮脇睦の連載記事
■マイナビニュース
NTTの代理店ですがという基本を知らないテレフォンセールス0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/188/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第287回
「O2Oで地域という最強のアドバンテージを生かす」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/07/14054
■スクロール360 通販支援ブログ
【第45回】客はバカ。と目を惹かせるタイトルの付け方
http://www.scroll360.jp/a.php?1a0a
独立してから10年。
イベントを仕掛けるには最適な「理由」があったのですが、毎日に追われ気がつけば11年目に突入していました。
それではいかんと記念レポートを書き下ろしています。
主題は「起業」。
安易に儲かるよというものではありません。
しかし、簡単だよというもの。
そしてこれからの10年が起業するのに残されたラストチャンスかもしれないという社会環境の変化を織りこんでいます。
その鍵となるのが「地域社会」。
振り返ればこれは原点回帰です。
独立=起業してすぐに儲かりました。
そして図に乗りました。
仕事がなくなり打ちのめされ・・・てはいません。
若さ(世間知らず)が恐怖を凌駕するのは本当の恐怖を知らないからですが、いずれにしろ立ち止まったらそこに待つのは嘲笑。
必死に考えて辿り着いたのが「地域社会」でした。
当社が「足立区」へのコダワリを掲げた瞬間です。
大阪生まれで高知県に育ち、小学1年生の夏休みまでは中村市立(現四万十市)中村小学校で、あける前に家庭の事情で足立区立宮城小に転校しました。
夢にまで見た大東京は工場の多い灰色の街でしたが、色深い緑や四万十川の清流といった自然の色に触れてばかりいた瞳に人工の色が新鮮に映ります。そして足立区に興味を持ちます。
インターネットに触れて最初に考えたのが地域情報の発信でした。
芸能人や大企業のようなニュースリソースがなくても、また、何百万というアクセスは期待できなくても、必要充分な情報を提供できれば、それなりのアクセスを期待できると見たのです。
それから十数年。
次々と登場するネットサービスがこの仮説を補完していきます。
ソーシャルメディアなどその最たるものです。
表現に否定的なのはそれがインターネットそのものだからです。
次回から「地域とネット」をお届けする予定です。
いつも自分に言い聞かせている言葉で実現が難しいこと。
どうしても正面切っての戦いをしたがるのですが、それが許されるのは昭和の学生までで、社会人になってそれは必ずしも美徳ではなく、いらぬ勝負をしないことが美しい結果を生むことも少なくありません。
特に匿名の闇から攻撃を仕掛けるネットの世界では。
あるいは商売においては「戦わずして勝つ」が最善なので。
いいかげん「ぶっ飛ばす」という発想から卒業せねばと。
最近もっとも旬なターゲットは橋下徹大阪市長です。
彼ほど定点観測の効果を感じる人はいません。
彼は発言を二転三転させます。
というより、どう転じても良いように言葉に余白を残します。
さすが弁護士です。
今年の春に脱原発を強く掲げた時も「(生活や経済活動が)大丈夫なら」のような言葉を必ずつけています。
彼は「現時点で」と時間を区切ることで、未来の可能性を狭めません。
維新の会が国政政党になったときも「命がけ」といった直後にあわてて「政治で本当に命が取られるわけではない」と付け足します。
定点観測により時間軸で追い掛けていくと、彼の言葉は信用に値しないという結論に達します。
民事の弁護士としては多分有能なのでしょうが政治家としては疑問符をつけています。
現時点では。
もっとも政治家の評価は「行動」で下すものですが。
自社サイトのリニューアルに取り組んでいます。
これも10年記念・・・と言いたいところですが、一年以上前から計画だけ立てて先延ばしになっていたものです。
お客さんのサイトは、こまめにチェックしてアイデアを盛り込んでいくのですが、自社サイトはあまり見ず、ついつい先送りしているうちに時が過ぎていました。
この秋ようやくアイデアがまとまったので取りかかったのですが、毎日が反省の日々です。
それはメニューがやたらと多い居酒屋になっていたからです。
「間口は狭く、奥行きは深く」と謳う「焼き鳥屋理論」の提唱者でありながら、この10年のあいだにあれもこれもと付け足していくウチに「ラーメン定食」を提供する居酒屋に成り下がっていたのです。
そしていま、そのメニューを剥がしながら反省をしています。
小さな会社は商品を絞る。
扇は拡げすぎると倒れるというように。