インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年12月21日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→オウンドメディアとは町内会の掲示板
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。浅い思考、深い思考〜
3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(11)〜
4:プロが教えない話外伝!〜クライアントに施さない方法〜
5:オススメ情報
それでは始まりです!!!
※最新記事は2本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
宮脇睦の連載記事
■マイナビニュース
電子教科書と中華料理のメニューにみるタブレット0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/194/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第293回
情弱選挙からネット選挙解禁へ。その現実と拡がる市場
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/12/19/14359
■スクロール360 通販支援ブログ
【第46回】ツイッターで遊ぶ社員はクビにしろ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-677.html
※来週、新編が公開される予定。
■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/
IT業界ではバズワードと呼ばれるキーワードが頻出します。
ソーシャルメディアもそのひとつで、もちろん「Web2.0」も同じです。
現象や実態を現すと言うより、マーケティングのために用意される言葉で、ゼロに近い状態から立ち上がった業界からか、なんでも命名したがります。
「オウンドメディア」もそのひとつ。
要するになにかといえばホームページやブログ、ツイッターにフェイスブックも含めた情報発信のことで、かつては「マイメディア」と呼んでいたものです。
「私の」、から「我々の」と変わった分だけ進化したと・・・普通の業界では言いません。つまり目指すところは変わらないのです。
オリジナルコンテンツを発信し続けること、そこにファンや視聴者・購読者を作ること、その結果、顧客ロイヤリティが高まる上に、マスメディアでは伝えきれない情報配信が可能になるとホームページが普及し始めた頃から言われ続けたことです。もちろん本稿も。
わたしはバズワードに否定的な立場を取ります。
なぜなら素人を騙しているからです。
新しい言葉を用いることで、時代が変化したと錯覚させ、乗り遅れると地獄に落ちるぞといわんばかりの、一種の恐喝や詐欺です。
「オウンドメディア」とは「町内会の掲示板」に過ぎません。
お祭り、訃報、警察の啓蒙活動、掲示板にはディープな地域情報が満載です。
上場企業の社長ともなれば、日経新聞が訃報を伝えるかもしれませんが、名もなき三丁目のたばこ屋のおばあちゃんの旅立ちを悼むのは町内会の掲示板ぐらいのものです。
しかし、局所的でも重要な情報。
だからいまでもコミュニティが残る地域では町内会の掲示板は廃れていません。悪弊に従うなら「コミュニティメディア」といったところでしょうか。
そしてここにこれから10年のインターネット業界の・・・と字数が尽きましたので続きは来年。
よいお年をお迎えください。
ツイッターなどをやっていると、気がつけば時が過ぎ集中力と勘違いするのですが、そこにあるのは条件反射だけの「浅い思考」です。
「シューティングゲーム」をしているようなもの。
次から次へと襲いかかる敵がツイートです。
一方、殺されたインベーダーの人生に思いを馳せるのが「深い思考」。「つぶやき」の背景に思いを馳せるのもそう。
年末年始はネットを離れて「深い思考」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
一番簡単なSEOを教えます。
誰でもできます。
それは「ブログ」を書くこと。
焼きが回ったのではなく真実。
検索エンジンに表示される関連語などもこれで上書きすることができるといわれています。
ただし、そのブログの数は百と千とかの単位です。
百千のブログに同じキーワードを散りばめ、あるいはキーワードからリンクを貼ればしばらくもせず効果が出ることでしょう。
しかし、この方法を私がクライアントに施すことはありません。
なぜなら「スパム」と検索エンジンが認定すれば、まったく正反対の効果を生むからです。
特にここ最近は、グーグルの日本語解析の精度が上がってきているようで、ばしばしスパム認定され、検索順位を落とされるどころか「除外」されたと嘆くサイトのはなしを耳にします。
しかし、まだまだこうした手法を提案する業者が後を絶ちません。
まぁ自己責任の世界ですがご注意を。