インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2013年6月28日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→漠然と「すごい」と思いたい
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。ポピュリスト〜
3:実践テクニック編!〜ネタの探し方(8)〜
4:プロが教えない話外伝!〜グレーゾーンに手を出すのは常識〜
5:オススメ情報
それでは始まりです!!!
■宮脇睦の新著発刊!!!
完全ネット選挙マニュアル
それは民主主義の進化か、それとも自殺か [Kindle版]
絶賛発売中
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B00DCIH9VU
※最新記事は3本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
宮脇睦の連載記事
■マイナビニュース
クソ左翼と脱原発と流れ弾0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/220/index.html
■Web担当者Forum 第316回
選挙期間中のサイト企画運営はNG? 政治家も迷走するネット選挙のグレーゾーン
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/06/26/15502
■通販支援ブログ【第51回】
最速ヒットを統計学から見るビッグデータの錯誤
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-21.html
月曜日から水曜日まで拙著『完全!ネット選挙マニュアル』の無料配布キャンペーンを実施しました。
キンドルセレクトで出版すると、最長5日間の無料配布キャンペーンを実施できるのです。
無料ということに抵抗はありました。
価値があると考えるから書き下ろし、世に送り出したのですから。
しかし、飛べないブタは・・・もとい、読まれない本は紙の無駄。
読まれない電子書籍はビットの無駄。
都議選の低投票率もあり、意を決して清水の舞台からダイブします。
そして、無料配布キャンペーンを実施中、「キンドル本ー社会・政治>政治」のカテゴリーで1位になります。
結果を見た妻は一瞬喜び落胆します。
「でも、タダでしょ」。その通り。すかさずこう返事します。
「自分専用福利厚生」。
半年以上の執筆の苦労が少しは報われた思いがしたのは事実です。
ただし、メリットはそれだけではありません。
1位というのは喧伝できる最高の材料だからです。
事実だけを述べます。
無料本は他にも何冊もあります。
著作権の切れた歴史的な名著がならぶなかで、どこかの馬の骨の書籍がもっとも支持されたのです。
どの分野、条件であっても1位というのは誇れることなのです。
と、胸を張って喧伝します。
これは広告やコンテンツを作るときの定石です。
どちらも統計学におけるデータではないからです。
統計学的に実績を検証するなら、類書の販売データ、全体における順位、競合する書籍とのページ数や装丁の比較など多岐にわたります。
しかし、読者や客は学者ではありません。
漠然と「すごい」と思いたいものなのです。
自分が客の立場になればわかることです。
「理化学博士による3万人の味覚調査により、美味いと感じる被験者が54.2%を数えたことから、現時点における最も美味いと仮定できるキムチ」と紹介されて「なるほど」と頷けないからです。
というわけで1位です! と自画自賛。
・・・すいません。
電子書籍の可能性については次回・・・の予定です。
石原慎太郎前東京都知事・・・あ、日本維新の会共同代表は典型的なポピュリストです。
大衆迎合とすると軽佻浮薄な印象を持つでしょうが、それは人気俳優に、高倉健からユースケ・サンタマリアまでいるように、極右風のポピュリストもいるということです。
時代の空気を読めるから人気作家となり、都知事にまで登り詰めたのです。
これは全ての人気者に通じます。
反対に、いわゆる通好みとされる個性的な人は注目を集めません。
つまり、人気者ってポピュリストなのです。
拙著を読んだという大手新聞社の記者からネット選挙に絡み、面白い話しを耳にしました。
政治家はネットに疎い・・・これは想定の範囲内。
というかこちらの調査でも明らかで、だから『マニュアル』を書いたのです。
あまりの無知ぶりに、ウェブ屋の言い値で無駄遣いを抑える狙いもあります。
実際、自民党はかなりの無駄遣いを現在進行形で行っております。
面白い話しはこれではなく、こちら。
「ウェブ屋は口が重い」。
拙著のSEOのくだりで、グレーゾーンについて解説しています。
それを業界大手のウェブ屋に訊ねると、とたんに話しを逸らし始めるといいます。
例えば検索順位の操作や、都合の良いコンテンツで検索結果を埋め尽くす方法などです。
答えられる訳がありません。飯の種だから、だけではありません。
大手といえど顧客サイトの利益を考えれば、グレーゾーンに手を出すのは常識だからです。