2:伸びる会社は知っている!〜人間の脳はいい加減〜
明日からGW。 一日早い金曜日発行です。
度々、話題に上げる「あだち生活どっとこむ」の昨日のアクセスが1000PVを突破しました。 桜の花見バブル以来となり、今回は「舎人公園+バーベキュー」が押し上げています。
携帯版や地域の関連情報表示機能などと、追加したことにより滞在率が上がってきているのも1000PV突破の理由です。
206のキーワードパターンで353人が訪問されました。
これは既にサイトを認知してくれている人の他に206の入り口があるということです。
もちろん検索エンジンからの訪問者は自分の欲しい情報でなければ、スグにかえってしまいます。 そこで、サイトの魅力を図る一つの指標が何ページ見ていったかの滞在ページ数です。
そこで滞在ページ数を見ると最大29ページで、10ページ以上が10人以上いました。
手前味噌ですがなかなかです。
沢山の入り口で多くのページを見て貰う。
ロングテールを意識して設計した効果が現れてきております。
著書でも触れていますが「地域情報は地域の宝」なんです。
地域情報にSEOをかました最新例では練馬のトモエハウジングさんの「平成つつじ公園」。
公開から1月ほどですが、googleで9位にランクインしており、MSNに至っては何と1位で表示されます。
有象無象でも客を集めること、そして選別すること。 ネットの必勝法です。
イラスト編の最終章は「脳」のお話。
前号で「相手の記憶を借りる」としましたが、イラスト効果のポイントはこの「脳」の特性を利用することです。
人間の脳というのはかなりいい加減で、自分に都合の良い(覚えやすい)方に偏ってしまいます。
例えば人の顔の判別というのも実にいい加減で、細かいところまで覚えている人はいません。
その昔、犯人を特定するのにモンタージュが使われましたが、CGが発達しているのに「似顔絵」に回帰しています。
モンタージュの場合、「本物風」の映像となるため、見たような気になる思いこみが起こったり、記憶の中から違う部分を探そうという間違い探しを始めます。
ところが見直された似顔絵は、「絵(本物ではない)」だという前提で見るので自分の中の記憶と絵の中の類似点を「探す」ようになるのです。
脳が正確な情報を記録していればモンタージュの方が有利なはずですがそうではないのです。
つまり、人間の脳はいい加減(ファジー)で、色んな要因に答えが左右されてしまうということです。
そして類は友を呼ぶの例えの通りに「正確な写真」と「ファジーなイラスト」ならファジーなモノに親しみを感じる傾向があります。
また何でもデジタル処理される時代、人の温度を感じとることができることも見直されている理由でしょう。
但し、脳がファジーでもイラストの好みは人それぞれで万能というわけではありません。
「脳はファジー」覚えておくと得します。
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