1:伸びる会社は知っている!〜ネットの世界では嫌われる作り〜
ライブドアVSフジテレビの最初のヤマが週明けに訪れます。
どちらが勝つかは別にして、通信とネットの融合に関しては堀江さんに一日の長があります。
それは放送局のホームページが活用されていないからです。
見てみると分かるのですが、テレビやテレビガイド程度で良くて社内報やファン倶楽部通信程度です。
テレビ局の対極にあるといっても良いのが、「2ch(2チャンネル)」となります。このサイトはまさしく玉石混合で匿名性を理由に非人間的な蠢きを感じることが多々ありますが、様々な人が年齢も性別も社会的ステータスも関係なくコミュニケートしています。
この世界では、傍観者でいることもできますし、いつでも「当事者」にも「神」にだってなることができます。
つまり自分でチョイスすることができるのです。
一方のテレビは視聴者参加型番組もありますが、基本的には「受け身」ですし「視聴者」はその他大勢でしかないのです。
このメディアの特性をテレビ局は理解していないのです。
その一例を挙げるとフジテレビの「もしもツアーズ」でウチ(アズモード社)でHPを企画・管理している「スタミナ苑」が紹介され、フジテレビのホームページ内でも紹介されていますが、そこに掲載されているスタミナ苑HPは表示されているだけでリンクされていません。
「余所へはイカセナイ」
という囲い込みかもしれませんが、ケチくさい話しでネットの世界では嫌われる作りです。
このことは「マス(大衆)」へ情報を配信していた旧来のメディア姿勢と、「個」が基本とのなるネットワークの常識の違いを物語っています。
お客さんを創造する上でこの常識が前提条件になります。例えばあなたがチラシに「ホームページできました!」とURLを入れたとします。
そのチラシをみてワザワザURLを入力して、貴重な時間を割いてアクセスして来るのはアナタのお店のマニアか社員、または
売り込みが目的の業者
だけです。
イマドキ、URLを掲載しただけで見てくれるわけがありませんが、「ホームページは役立たず」の原因となっているので残念です。
つまり「ホームページできました!」だけのチラシでは
「へぇ〜HP作ったんだ!これはスグに見なきゃ!」
という「アナタのお店マニア」を「想像」していたということになるのです。
折角の「集客手段」であるチラシのメッセージが「お店マニア向け」で良いわけがありません。
これはチラシをお客様個人へのメッセージと考えるか、マス(大勢)への一方的な「与えてやっている視点」かの違いから起こるのです。
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