2:伸びる会社は知っている!〜あなたは美人と言われるでしょうが、私は好みではありません〜
先日、竹の塚の焼鳥屋さん飲んでいると、隣りに座っていた若いカップルの会話が聞こえてきました。
かなりメートルが上がっている(昭和表現です)ようで、お互いの人生観について語っています。
女の子はママとパパが大好きで、一生甘えて暮らしつつ、カレと結婚して子供が欲しい。と、甘いとは言え「生活」が含まれています。
ところが男の子は・・・深いことを考えたり決断することが苦手です。
だから、彼女は好きなのですが「結婚」という決断はしたくないですし、ウスノロな生活からは目を背けていたい。ので、「結婚」という言葉を意識的に遠ざけようと回りくどい話しが始まります。
そして、最後は「若くして死にたい」と。究極の回避発言です。
話しが極端から極端になる若者の特徴は、今も昔もあんまり変わっておらず、女の人は「生きる本質」を本能的に知っているのに、男の子は・・・馬鹿なんですよね。自戒を込めて。
さて、集まりなどで職業を聞かれるとことがあります。
面倒くさいので最近は「ホームページ屋さん」を名乗っているのですが、一番多いリアクションが
「最先端のお仕事ですね。」
そして
「うらやましい。今一番良いんじゃないですか?」
と続きます。最後の締めに
「私はこういった方面全くサッパリで。」
判を押したような回答です。
でもこれってもの凄く人を馬鹿にした話しなのです。
だって「最先端でうらやましい」と言っておきながら「サッパリ」ですから
「私はあなたの仕事に興味がありません」
と言っているようなものだからです。
女性に声を掛けておいて
「あなたは美人と言われるでしょうが、私は好みではありません」
といったらどうでしょう?
例え聞いたことがない職種でも
「どんなことをやっているんですか?」
と興味がなくても興味があるそぶりを演じるのが「礼儀」だと思うのですが「ホームページ」となると礼儀を忘れる方が多いようです。
「ホームページ」は何でもでき、新しい価値を創造し、見たこともない可能性が拡がる・・・わけありません。確かにホームページは店舗の替わりになったり、広告・広報ツールとして利用したりと、沢山の可能性を秘めています。
しかし、その可能性を引き出して利用するのはあくまで人間様です。
だから最先端のその最前線と言われる現場で私は「泥臭い」ことに精を出しています。
コンピュータは自動的に文章を考え、写真を用意してくれる訳ではありません。
ましてやお客さんの良いところに気がつくわけもありません。
だから泥臭い「相手の良さを引き出す作業」がとても重要なのです。
そして、イマドキの若者も、昭和の若者も根本的には変わらないように、ホームページ上でも基本的な礼儀や常識、相手への思いやりといった当たり前のことを当たり前にすることはとても重要なのです。
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