2:伸びる会社は知っている!〜トラクターで大地を耕す快感〜
昨日より「DM強化月間」に入り400通ほど発送しました。
そして昨日から「アズモードニュース」の配信を始めました。
これは通常「請求書」と一緒に送っていたニュースレターのメールバージョンです。
ネットレポートをお買い上げいただいた方と、著書のおまけ版を申し込まれて「新着情報」をご希望された方のみに配信しています。
こんな新しい取り組みをしている私は暇でしょうか? 実は忙しいからやっております。あえてです。独立当初の反省からです。
仕事が順調に入ってくるときはどうしても仕事を優先して、新しいお客さんとの出会いが億劫になってしまいます。そして暇になると取り組みます。
しかし、営業活動も暫くやっていないと「感覚」が鈍り、勘を取り戻そうとあがいているウチに次の忙しい波がやってきます。
ソノウチ、ソノウチ。
これが危険でした。
業態転換したときに「集客力」がなくなっていたのです。
最初は全く理由が分かりませんでした。
「客が馬鹿だから」なんて不遜で危険なことも考えました。
そこであんまりにも暇だったので「自分コンサルティング」をするとそりゃぁもう「問題山積み」です。
目標を見定めて戦略を構築し、戦術を選定し実行する。その戦略の一環として「忙しいときこそ新しいことにチャレンジ」です。暇なときは考えすぎますが、忙しいと勢いでいけますからね。ちなみに忙しい理由の一つに「ワールドカップのテレビ観戦」がはいっているのは秘密です。
さて、価格についてのお話をすると極端に安い例と高い例を比較されることがありますが、これは「言いがかりの論法」で「低価格信望論者」の多くが使う「高いのと安いのならどっちがいい?」というもの。
これは論外です。
だって質問の仕方が間違っているのですから。
正しい答えを導くには正しい質問を用意する必要があります。
「フェラーリとワゴンR、どっちが好き?」「ベンツとトラクターどっちが必要?」価格だけが価値基準で安いものしか本当に売れないのなら、フェラーリなんて誰も買わないでしょう。
農作業をするなら小林旭の歌声が聞こえる赤いトラクターがクールです。
もちろん、この比較は極端にしていますが、「高いか安いか」の議論もこれぐらい飛躍した例が持ち出されていることが多いのです。
そして、同様の質問をお客さんにも投げかけています。
「高いのと安いのとどっち?」と。
この問いかけでは「価格」だけが判断基準となりますから、安いものを選ぶ確率はぐんと上がります。
しかし、フェラーリにもワゴンRにもそれぞれの「価値」があります。
狭くて混雑している都会では軽自動車の小回りに軽快さは、フェラーリではとても味わえないことでしょう。
それはトラクターで大地を耕す快感はベンツでは味わえないのと同じです。
つまり、価格以外の質問をしていなければ、価格以外の答えは出ないということなのです。
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