1:伸びる会社は知っている!〜大変だ大変だと悪い試行錯誤を繰り返しています。〜
前号で殆どAM放送ばかり聞いているといいましたが、プロ野球が始
まると話しは別になります。
いい加減にして欲しいものです。
日本国民全てが「野球好き」だというのはメディア(波媒体)の思
いこみでありオシキセです。
ですから、野球が特別好きではない私はプロ野球中継が始まると音
楽に切り替えたり、FM放送を聞くことになります。
今のお気に入りはNack5の「鬼タマ」。
この番組のパーソナリティ、タマちゃんこと玉川美沙さんのファン
なんですが、タマちゃんはやっぱりNack5のタマちゃんが一番です。
これは当たり前といえば当たり前なんですが、放送局やディレクタ
ーにもそれぞれのカラーがあり、それによりパーソナリティの個性
は変化します。
それは、望んでいるリスナーをイメージすることによりパーソナリ
ティという「素材」の料理(演出)方法が決まるからです。そして、
私にとってはNack5のタマちゃんが一番。
・・・このFAXマガジンは現在、メルマガ版で日本全国に配信して
いるのに、関東ローカルな話しをしてすいませんでした。
さて、前号の終わりにリスナーの存在を仮定すると営業戦略までで
きると触れましたが、これは言い方を変えると、誰を相手に商売す
るのかということになります。
このことを最初に決めることはその後に大きな意味を持ちます。
だって、エスキモー相手に氷を売るのか、真夏の甲子園でかち割り
を売るのかでは同じ氷を売るのでもやり方も大変さも違いますから
ね。
ところが「それではどんなお客さんに来て欲しいですか?」と訊ね
てちゃんと答えられるお店はあまり多くありません。
とにかくなんでも良いから売れれば・・・と、有り体に言う方もお
ります。
しかし、会社員時代から沢山の社長さんとお付き合いしてきました
が、こういう社長のところは長続きしないか、「儲け」が出ている
お店でも、大変だ大変だと
悪い試行錯誤
を繰り返しています。
これも客の立場に立てば分かるのですが、何でも良いから売れれば
良いやという考えは、客を財布としか見ていないということです。
誰がそんな失礼な店でお金を使うでしょうか?
そして因果はめぐります。
経済は相互主義が原則ですから、客を財布としか見ていないお店に
お客さんが来るときは、財布から出しても良いと思う安売りの時だ
けとなるのです。
市場が拡大を続けた時代なら、ものを置けば売れましたが、ものが
余っている時代には誰にどう売るかが重要なのです。
そして誰に売るかが決まれば、「どう」という方法論が「素材」の
調理の仕方なのです。
<つづく>
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