2:伸びる会社は知っている!〜「軽くヤバイ?」どころではなく「チョーやばい」〜
大雪です。
と、書くと雪国の方に怒られてしまうかも知れませんが東京地方が大雪に見舞われております。
これは考え方によってはラッキーでした。
今週はいわずと知れた「ライブドア×マネックスショック」で株式市場とマス・メディアが大騒ぎで、更に永田町方面では耐震偽造の証人喚問といわゆる社会問題が山積みでしたが、仮にこの雪が平日に降っていたらどうなるでしょうか?
雪国の人なら鼻で笑ってしまう位の降雪量でも首都機能は簡単に麻痺してしまいます。
そうなれば経済的損失もさることながら「いやだなぁ」という空気が蔓延し、特に東京を中心にしてしか考えられないテレビ局は「大変だ、大変だ」と喧伝します。
折角、経済が上向きになりかけているときですから、明るく元気良く行きたいところに冷水を浴びせかけられるようなものです。
株式の世界でいう「ファンダメンタルズ」というものが悪くなってしまうのです。
ちなみに最近誤用が著しい「冷や水」は年寄りにかけるものです。
「ライブドアショックで市場に冷や水」という見出しが踊りましたが、正しくは「ライブドアショックが市場に冷水を浴びせる」もしくは「水をさす」です。
平日なら冷水・・・大雪でエライコッチャになるところだったことを考えるとラッキーということです。
なにごとも見方を変えると世界が変わってきます。
これは毎週月曜日に発行しているメルマガ「全員勝利の方程式(通称トリプルウィン)」でもテーマにしているのですが、反対側から見たり斜めから見たり、更には範囲を狭めると新しいアイデアや発想となります。
伸びる会社が取り組んでいるスターを作るやり方は範囲を狭めることから始めます。
隣の芝生がいくら青く見えても、お向かいさんのバラの花がどれだけ綺麗でも、あなたの庭だけをみればちょこんと咲いているタンポポの黄色が明るく輝いています。
緑の芝生とのコントラストは最高です。
小さな会社でも必ず輝いている人やものがあるのです。
もし何も輝いていないと「軽くヤバイ?」どころではなく「チョーやばい」ので危険です。
今HPのリニューアルに取り組んでいるライフサポート・エガワ(江川運輸)さんとの打ち合わせの時の話です。
HPには戦略的に軸になるタンポポが必要です。
地元では有名なエガワさんですが業界を広く眺めるとヤマトや佐川といった大手から、社長兼ドライバーという一人親方まで様々で軸が見つかりませんでした。
ところが詳しく話を聞いていると大手コンビニの菓子物流の多くをエガワさんが担っているというのです。
タンポポ発見です。
そこで「あなたの会社何やってるの?と恋人に聞かれたらコンビニのお菓子コーナーでこれを運んでいると教えてあげてください」を採用ページの軸にしました。
日常業務に溶け込み気づかないタンポポがあなたの庭にもたくさん咲いているのです。
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