2:伸びる会社は知っている!〜カリスマモデル蝦ちゃんのぷちバージョン〜
「もうちょっとドカンといってほしいという欲はありますが堅調に動いております」
これは私が本を出した洋泉社の依田さんからのメールの一文です。
まぁ足立区の片隅の無名の新人の書物ですから、そんなに爆発的にいくとは思っていませんでしたが「堅調」のようでホッとしております。
アマゾンなどのネット書店では今週の頭に「品切れ」となっていました。
面白いのが「楽天ブックスで買いました!」というメールを沢山いただくことです。
今週の木曜日に楽天が決算を発表し「ヤフー猛追」「2強時代へ」なんてメディアは報じていましたが、その中身は全く別の会社ですし、楽天の収益構成のそれはヤフーよりライブドアのほうが近くIT金融コングロマリットです。
ここにライブドアは「錬金術部門」という黒魔術部門を作っていたようで、堀江さんはご近所の小菅にお引越してきました。 葛飾区ですが。
その他にもライブドアと楽天に共通するものが沢山あります。
その最たるものが、「社長が広告塔」というものです。
TBS買収表明からあまり表舞台(メディア)にでてこなくなりましたが、それ以前は三木谷さん自身がでまくっていました。 ライブドアはいわずもがなですが、これは中小企業や個人商店にとってとても強力な戦術なのです。
実はこれが「スターを作る」基本形です。
でまくり社長、目立ちがり屋と揶揄されることは当然ありますが、誰よりも会社やお店を考えているのは社長さんです。
大企業のようなサラリーマン社長になるとちょっと事情が違いますが、中小企業や個人商店では時には泥水をすすりながらでも会社を持続させ、成長させることを覚悟できる人は社長さんだけなのです。
イコールパートナーの創業者がいる場合はこの方も同じと見なしても良いですが、同じエネルギーを注ぐにしても二人にでは分散してしまいますので、集中投資しなければなりませんのでやはり社長となるのです。
ここら辺は豊富な時間と資金がある大企業との戦い方の違いで、小さい会社になればなるほど、一所懸命の一点突破が大切になってくるのです。
それでは「スター」の効果って何があるのでしょうか?カリスマモデル蝦ちゃんのぷちバージョンと考えてください。 彼女が身につけていただけで商品が売れるように、スターがオススメする商品は売れやすいのです。
あなたのお店やインターネット支店(HP)を訪れたお客さんからすると「ただの店員」と「カリスマ」のどちらの説明を聞きたいと思うでしょうか? そんな、無名の輩のいうことはきかないですって? 大丈夫です。
巷の評価だけで判断する方はそもそも「無名」というだけで素通りしていきますから。
しかし、いるんです。
ちゃんと話を聞こうという聞く耳を持っている人が。
メディアに露出すればその分効果は高まりますが、店内だけでも「スター誕生」ができます。
しかもお金をかけずに。
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