伸びる会社は知っているNo.99＜100円の投資が200円になった＞

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■第99号100円の投資が200円になった

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2006年8月26日発行号
目次♪

１：新着情報
２：伸びる会社は知っている！→100円の投資が200円になった
閑話休題：心を1gだけ軽くする一言。みんなの意見は…は、方便～
３：実践テクニック編！～コンテンツ編(13)～
４：プロが教えない話外伝！～言葉にできない芸術～
５：オススメ情報

それでは始まりです！！！

１：新着情報

　高校の後輩が発行している「練馬区生活＆物件情報」のメルマガ

「ねりまがじん」

　勤務先のメルマガで、コラムを綴っております。

「排水管のつまりをなおしてみよう」

　といった生活情報も詰まっていますので、是非一度お読みください。

http://www.mag2.com/m/0000200854.html

　私の「あだち愛」に対して彼女は「ねりま愛」。

　くそ、足立区出身なのに（笑）。　そういう私の出生地は大阪府豊中。

２：伸びる会社は知っている！～100円の投資が200円になった～

　実に正直な身体で驚いております。
　火曜日に次回作の文字原稿を入れ終わり、ホッとしていたら翌日喉が痛くなりました。
　エアコンの効いたところを出入りしたせいかと、安静にしていたら痛みが収まったので、図版を作成し、ちょっと悪くなると横になりを繰り返し、どうにかこうにか金曜日の午前中に電子メールで入稿しました。
　すると。
　入稿直後からグングンと熱があがり始めてダウンです。
　無理をすれば動ける程度でしたが、夏風邪はこじらせると質が悪いので開き直りました。
　「短い夏休み」がやってきたと思って。
　「気が抜ける」といいますが、大仕事や一区切りがつくと体調を崩してしまうので、「気合い」で生きているんだと再確認です。
　皆さんもお気をつけください。
　
　価格編もいよいよ佳境に入りますが、価格を巡る不幸は例を挙げればキリがありませんが、公教育で「商売」を殆ど学ばないことも理由でしょう。
　マルクス・レーニン主義を信奉している人から教わる自由経済は悪意に満ち、労働者はいつも善で経営者＝資本家で悪として教わります。
　小学生の頃、将来なりたい職業という問いかけに「社長」と答えた同級生が、担任に「社員がいるから社長がいるんだ。
　社長が偉い訳じゃない」と洗脳されていたのにはビックリしましたが、こんな教育で商売が理解できるわけがありません。
　また、行政や準公共機関の行うセミナーや講習会も不幸を生みだしています。
　中小企業診断士や税理士が講師をやっている場合は最悪です。
　BtoB100%のビジネスモデルで、原価計算のいらない商売は、平たくいうと「普通の商売」じゃないのです。
　なのに「役立たずな講習」があるのか？　セミナー講師は公的機関などの「お墨付き」を貰えば儲かり、儲かった実績が次のセミナーにつながるからです。
　仕組みを知ることはとても大切です。
　
　会社の「棚卸し」も「儲かる仕組み」を知る最初の一歩となります。
　100円で仕入れたものを200円で売れば100円の儲けで、これを「投資」でみると100円の投資が200円になったわけですから、2倍の本命馬券を買ったようなものです。
　しかし、馬券に当たりはずれがあるように、仕入れたものが全部売れるわけではありません。
　先ほどの商品を１万個入荷して完売すれば１００万円の儲けになりますが、半分しか売れなければ200円×5000個＝100万円で、仕入れ値にはなりますが利益はゼロです。
　売れ残った5000個が50%OFFの「原価」で売れれば50万円の儲けなります。
　
　ここでお店の姿勢がでてきます。
　最初から25%OFFの150円で完売を目指すか、最初から5000個しか仕入れないかです。
　売れ残っての値引きは、早晩値引きを期待する客ばかりが集まってくるので上策ではありません。
　もちろん、完売による機会ロスを惜しむ声もありますが、代換え商品があるのかどうか？　これも棚卸しで見えてきます。
　

＜つづく＞
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３：閑話休題：心を1gだけ軽くする一言。みんなの意見は…は、方便～～

　子供の頃「クラスのみんなが」と言い訳をすると「クラスの何人だ」と突っ込まれました。
　しつこい子供だった私はクラスの過半数が「みんな」の時、この論をもって主張すると「よそはよそ、ウチはウチ」と父親。

　理不尽を学んだのはちゃぶ台の前です。

　今、ブログが世論を作り出すという暴論があります。
　しかし、そのブログも「○○サンがいっていたが」的な、虎の威を借りて自分を大きく見せる狐ばかりです。

＜つづく＞
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３：実践テクニック編！～コンテンツ編(13)～

　効用や効能を全部載せても無意味です。
　これは心理学的な面からアプローチすると分かりやすいのですが「いちいちそこまで見ねえよ」ということです。
　今朝の新聞に折り込まれたチラシを全部思い出すでしょうか？　チラシを作った側は沢山のお客さんの見て貰おうと工夫をしているのに、どれくらいのチラシが見られているでしょう。
　悲しい話しですが現実です。
　
　「大家族向け物件！」今朝見たチラシです。

　粗利の大きい不動産業の大半が勉強不足です。
　理由は簡単で今でも充分に儲かるからです。
　これは次作でも触れていますが、Webの進化は旨味のある既得権益を破壊していくので、安穏としていられるのはせいぜい5～10年ぐらいのものでしょう。
　そんな中、「大家族向け」というアプローチは素晴らしい。
　核家族には見向きもせずに、「あなただけ」にというメッセージです。

　残念ながらキャッチコピー以外は今ひとつでしたが、誰に何を売るかが明確になっているのがポイントで、差別化はコンテンツ作りの肝となります。

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■敵兵を救助せよ！～英国兵４２２名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長～ http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4794214995

　洋泉社の依田さんには秘密です。　原稿書くのをサボって関係のない本を読んでいたことは。第２弾。

　戦闘海域というのはいつ潜水艦から魚雷が飛んでくるのかわからない、まさしく板子一枚下は地獄です。

　そしていくら「海の男」とはいえ、戦闘中には「助けない」のもルールです。だって命がけですから。

　まして大東亜戦争中。

　私たちの子供の頃は「大東亜戦争」というと「軍国主義」と非難されましたが、東亜細亜の大きな戦争ですので、こちらが地理的には正しいのですが、やっぱりこの表現をすると色眼鏡で見られてしまいます。

　日本軍はとにかく残虐で、ひたすら非道だったはずなのに。

　前日の戦闘で船が沈み波間に一晩漂った英国兵を見つけた駆逐艦「雷（いかずち）」は……危険海域に船を止め、英国兵を救出し、看板に上げ、貴重な水、食料を分け与え、

「鬼畜米英」

　の英国士官には「士官室」を使わせ、「敵への敬意」を表しました。

　雷の工藤艦長は英国兵を救出後、甲板に集めると艦橋から降りてきて挙手の敬礼をし、英国兵が遅ればせながら答礼を返してから

「諸官は勇敢に戦われた。　今や諸官は日本海軍の名誉あるゲストである」

　とスピーチしたのです。

　ここは戦闘海域、潜水艦から甲板は見えませんから、いつ狙われても不思議ではない海域です。

　はてさて。　私たちはこんな日本人達がいたことをどれだけ知っているでしょう。

　この工藤艦長のお墓が、隣の川口市にあることを知り、ちょっと誇らしくなりました。　そんな気持ちにさせてくれる一冊です。 ■敵兵を救助せよ！～英国兵４２２名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長～ http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4794214995

＜つづく＞
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４：もっと実践編！～言葉にできない芸術～

　次作が9月の初旬にでる予定らしいのですが、担当編集サンが四苦八苦しております。
　Web2.0をテーマに全方位的に論じたところ、納まり切らなくなりつつあるのです。
　なにせ、もともとの定義がいい加減なものを、一つ一つ論証していくわけですから、一つを削ると辻褄が合わなくなり、また重複する内容があまりにも多くて、「プロ編集」が頭を抱えているようです。
　
　それぐらい真摯に向き合うほど分からなくなるのが「Web2.0」なのです。

　だから利口な連中は「言葉にできない」と最初から布石を打っておきます。

　まるで逆村上隆です。

　彼は言葉で伝えきることができない、芸術や美を文章で語ることができる「芸」にまで貶めました。
　今、Webで飯を食うお利口な連中は、技術やサービスを「言葉にできない芸術」にまで引き上げようとしています。
　
「んなわきゃない」タモリさんのツッコミが聞こえます。
　
　情報通信手段であり、コミュニケーションの一つの方法が語れないと言うのは根拠がないと同義語なのです。

＜つづく＞
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