2:伸びる会社は知っている!〜偉大な漫画的手法が「吹き出し」〜
「宝の持ち腐れ」をしているといったらどう思いますか?唐突ですが意外と多いのです。
宝をもっているのに活用していない業種や会社って。
団塊世代の大量引退を2007年問題と呼び、技術伝承や人材不足にどう対応していくか、そしてその仕事を失った団塊世代が向かう先などに注目が集まります。
私自身は彼ら団塊の世代は放っておいても、勝手に競争を始めてマーケットを創造していくバイタリティーがあるだろうと見ております。 生まれたときから競争している人たちですから。
今、注目を集めているのが「定年起業」。
団塊世代が引退後に起業するというものです。
ここで宝の持ち腐れをしているのが「信金ネットワーク」です。
ピンチになるとお上が助けてくれる大銀行様と違い、地元でブラックボックスを荷台に搭載した自転車でかけずり回る信用金庫の職員の多くが「地域情報」をもっています。
また、中小企業の台所事情に踏み込める信金マンがちょっとアンテナを高くするだけで入手できる情報量は帝国バンクの比ではありません。
そして定年起業を志す人に足りないのは「身の丈にあった人脈」と「地域ネットワーク」です。
会社員は自宅と駅の往復でご近所情報を知らないことが少なくなく、また、会社の看板をハズしたときの人脈の細さも知りません。
ここを信金がフォローすると…誰も荒らしていない、また、大銀行には真似のできない「宝」が眠っているのです。
が、この宝に気づいている信金さんをいまだ見たことがありません。
もったいない。 しかも、住宅ローンを払い終えていれば「資産担保」もある融資先なんですけどね。
絵が下手なら絵文字でも結構です。 Y(^^)ピース!と私自身は絵文字を使えませんが、絵文字は携帯メールを多用する人にとっては共通認識となっていますから、「ヽ(*^,^*)ノ」を用いただけで楽しい様を表現できます。
そして、POPでもチラシでもHPでも、とっても有効で偉大な「漫画的手法」が「吹き出し」です。
先ほどの「ヽ(*^,^*)ノ」に「オススメ♪」とするだけで「語りかけているような演出」ができるのです。
もちろん、普通の台詞でも結構です。
毎日様々な売り込みに晒されているお客さんにとって、普通の「文章」や「商品説明」では「売り込まれる?」と身構えられてしまうこともありますが、これを「台詞」にするだけで説明を読むから、キャラクターの語りかけに変わります。
練馬区のトモエハウジング( http://www.tomoe-housing.co.jp )のトップページも、この「語りかける効果」を利用しています。
ただの宣伝文句や案内が「語り」になるのです。 余談ですが「空白の吹き出し」にしているの「何かあるのか」と思わせる心理トラップです。
知ってしまえば「なぁんだ」という「吹き出し」ですが、世界中で通じるかというとさにあらず。
漫画的手法が共通認識にある日本人だけの特権で「宝」なのです。
この宝を使うのと腐らせるのでは大違いですよ。
|