2:伸びる会社は知っている!〜我が家の肩もみ名人と、プロの整体師の違い〜
私事ですが今年は亡父の十七回忌です。
最近では名家や旧家でもない限り、十三回忌を一つの区切りとするのが一般的と聞きますが、それは「平均寿命」で考えると親御さんが亡くなるのが、お子さんが5〜60才ぐらいですので13回忌を迎える頃には・・・といわれております。
しかし、父は私が18才の時に他界しましたので17回忌でも30半ば。
そして、知らんぷりをしようと思っても前年には「石原裕次郎」が、そして当年には「美空ひばり」さんの「回忌」が取りざたされるので、「来年ですよ」「今年ですよ」と教えてくれます。
まぁ便利といえば便利なんですが。
さて、十三回忌を一区切りというのも宗教的に明確な理由が有るわけでもなく、また、それを言いだせば回忌も信仰によりそれぞれの解釈がありますし、唯物論者に言わせれば全ては無意味です。
それでも多くの人は故人を弔い、実状と伝統を摺り合わせて共通認識が産まれ、それを風俗と呼びます。エロじゃないですよ。
風俗が醸成していく中で産まれては消えていくモノに各種の都市伝説があります。訴訟大国となったアメリカでは
ネコを電子レンジで乾燥した
という「逸話」がありますが、これは新聞に載った「ジョーク」だというのが真相といわれていますが、さも真実のように語る人がいまだに後を絶たたずに「常識」となりつつあります。
新しい価値が産まれ常識として定着するまでの間には、幾つもの都市伝説が産まれるのですが、インターネットやホームページの世界ではこの都市伝説が毎日のように産まれています。
例えば「もっとテクニック編」で前号まで取り上げていた「アクセスカウンタ」の場合、
「載せても意味がない」
や
「最初から(カウント数を)増やしておいた方が良い」
といった「嘘」が平気で流通しています。
これは都市伝説というあやふやなモノではなく明らかに嘘なんですが、この嘘を広めている「半人前のホームページ屋さん」も多いので伝説化に拍車をかけています。
そして一番の噂の元となっているのが「仲間内で一番詳しい素人」さんです。
ハッキリいって素人は素人。
私も沢山の素人の方のお話を聞きましたが、知識と技術と行動力のバランスの取れた方にお会いしたことがありません。
耳学問だけではだめですし、実現力に乏しければ使い物にはなりません。
その違いは、我が家の肩もみ名人と、プロの整体師の違いといえば分かりやすいでしょうか?
しかし、知識のない人からするとこの肩もみ名人と整体師の区別はつきにくいので困ったモノなんですが、そういう時はこう聞いてみた下さい。
「じゃぁそれやったことある?」と。
そうすると話しの「ネタモト」がでてきます。
プロでも専門誌やネットで情報を集めますが、肩もみ名人の場合、又聞きや掲示板、同じ雑誌からの情報に偏っていて「実戦話」が極端に少ないのが特徴です。
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