2:伸びる会社は知っている!〜しかし・・・効果は絶大です。〜
先週はFAXマガジンを発行して以来初めて「落とし」てしまいました。
楽しみにお待ちいただいている方には本当にスイマセンでした。
金曜日の深夜、土曜日の未明にパーレーン対日本代表を応援し、早朝4時に就寝して朝7時に起床、亡父の誕生日なので墓参し、そして姪と甥の運動会へ。
そこで、子供達と遊んでいるときに左足首を激しく捻挫。
土日は寝込んでおりました。
できるだけ旬な情報を提供したいと「書き溜め」してないぶんだけ、何かトラブルが起こると弱いんだと反省しております。
・・・ここまで言い訳です。スイマセン。
さて1週空いてしまいましたが、auがひっくり返すことに成功した理由です。
前回でも触れた「みんなが・・・」という横並び心理は多くの日本人のメンタリティですが、この「みんな」ほどいい加減なものはありません。
だって「みんなって誰と誰?」と問われたときに、答えられないことが殆どなのです。
小学生の口喧嘩風にいうと「いつ誰がどこで何人?」となります。
これは、統計学的に言う「信頼できる分母」の根拠です。
マーケティングの世界ではこの「みんな」を活用します。
ランキングなんかはその最たるもので、インターネット書店のアマゾンどっとこむはたびたび「活用」されています。
それは著者による買い占めをして、カテゴリー毎・時間帯別などで「瞬間1位」をゲットした後、「アマゾン1位」という「みんなが買っている」を「演出」する方法です。
また、ドラッグストアの売れ筋ランキングも同様で、ハッキリ言うと売れているのと品質は別物ですが、やはりこれも常套手段として使われています。
・・・私もお客さんの販促戦略で使っているので「活用」とさせていただいております。
学生さんが「みんなが持っている」と言いだしたときがauへの神風でした。
社会人などの既存ユーザーにとって「みんなが使っている携帯電話」はドコモでした。
日本人的横並びからすればドコモのシェアは安泰でした。
ところがです。
学生さんがいう「みんなが・・・」には、「携帯電話」という大きな括りでしかなくドコモやauといった回線会社を指定する「みんな」はなかったのです。
そこに「学割」がガッチリと噛み合ったのです。
前号でも触れましたがこの戦略をauが意図的に行ったとは思えませんが、日本人が弱い殺し文句の「みんな」程、不確かで怪しげなものはありません。
しかし・・・効果は絶大です。
この「みんな」の効果は当然、ホームページでも活用できます。
そして、この「みんなが効果」に踊らされるのか、利用するのかは・・・みんなが始めてからかみんなが始める前かの分岐点でもあるのです。
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